私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
起承転結(きしょうてんけつ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
しまった!今日はテストだった!
やばいよ、全然解けないし、勉強もしてないし…。
やっぱり、100点満点で30点だった…、ひよこさんはどうだった?
勉強したのに僕も全然ダメだったよ、難しすぎだよ今回のテスト。
今回のテストは難しすぎて平均点が20点だったんだって。
僕、いつも平均以下なのに・・・?
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「起承転結」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
起承転結の意味とは?
起承転結とは、それぞれの漢字に分けてみてみると
起:起句
承:承句
転:転句
結:結句
つまり
- 起句で言い起こし、
- 承句でその内容を受け発展させ、
- 転句で一見関係なさそうなことを言い、
- 結句で前の3つをうまく結び合わせる
という形式のことを言います。
文章や話を作るときにその構成や展開などの組み立て方の一つです。
特にこの起承転結がわかりやすいのが四コマ漫画ですね。
起承転結の語源
もともとは漢詩の絶句の組み立ての一つから生まれた言葉と言われています。
絶句とは「起句」「承句」「転句」「結句」の四句から構成させている文章の事。
俳句の5・7・5といったような決まった形のことです。
起承転結の使い方や例文は?
さて、この起承転結という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
起承転結という言葉の使い方は、
- 文章を作る上で順序や構成を考える時の目安にする場合
- 「起承転結が整った文章だ」といった使い方をする
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
起承転結を使った例文は
- 四コマ漫画は起承転結がわかりやすい作りになっている。
- 起承転結を考えて文章を作ってみるとわかりやすい。
- 起承転結がうまく整っていないし文もバラバラで訳が分からなくなった。
このような感じでしょうか。
起承転結で文章を書くと、話にメリハリがつくことも多いですね。
ただ、すべての話で起承転結に合わせて文章を作ると変になったりする場合もあります。
いきなり結論から入る文章もありますし、状況に合わせて作ることも大切になりますね。
起承転結の類義語は?
さて、この「起承転結」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
起承転合(きしょうてんごう)
中国では起承転結ではなく「起承転合」というようです。
あとがき
起承転結とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして起承転結を簡単にまとめますね。
意味起:起句
承:承句
転:転句
結:結句
からなる、文章や話を作るときにその構成や展開などの組み立て方の一つ。
類義語や補足起承転合(きしょうてんごう)
使い方・例文四コマ漫画は起承転結がわかりやすい作りになっている。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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