私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
空前絶後
この言葉の意味をご存知でしょうか?
このお菓子、アタリ付きだから好きなんだよね。
でも、一回も当たったことないよね。たまには当たって欲しいよ。
やったよ、ひよこさん!当たったよ、ラッキー!
すごいね!もう一回当たらないかな。
ひよこさん、また当たったよ!こんなことあっていいの!
すごい・・、二回連続あたるなんて・・・。
やったよ、うそでしょ?また当たったよ!
どうなってるの、今日は。空前絶後の当たりラッシュだよ。
ひぃ~、また当たったよ!
これ、ハズレ入ってるの・・・?
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「空前絶後」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
空前絶後の漢字や意味とは?
空前絶後とは、
- 極めて珍しいこと。
- これまでに例がなくこの後も起こりそうにないこと。
このような意味があります
それぞれの漢字に分けてみていくと
空前:それ以前に例がない
絶後:今後同じことは見られない
これらを合わせた言葉になっていて、非常に珍しい様子を例えて言われているのですね。
空前絶後の語源
空前絶後の語源は「宣和画譜(せんながふ)」という古典にあります。
宗の徽宗帝(きそうてい)が東晋の顧愷之(こがいし)の絵について彼以前に比べられる者がいない。
と言い、梁の張僧?(ちょうそうよう)の絵を彼以後に比べられる者は無いと言いました。
でも唐の呉道子(ごどうし)はその二人を兼ね備えたほど才能がある。
といった故事からきています。
空前絶後の使い方や例文は?
さて、この空前絶後という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
空前絶後という言葉の使い方は、
めったに見ることはできない
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
空前絶後を使った例文は
- プロ野球史の中でもイチローの残した功績は空前絶後の偉業だ。
- この地震でもたらされた被害は空前絶後のものとなった。
- 彼の発表した曲は空前絶後の大ヒットとなった。
このような感じでしょうか。
極めて珍しく、今後も起きそうにないことについて使われています。
空前絶後の類義語は?
さて、この「空前絶後」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
冠前絶後(かんぜんぜつご)
曠前絶後(こうぜんぜつご)
あとがき
空前絶後とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして空前絶後を簡単にまとめますね。
意味極めて珍しいこと。
補足空前:それ以前に例がない
絶後:今後同じことは見られない
プロ野球史の中でもイチローの残した功績は空前絶後の偉業だ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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