私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
有為転変(ういてんぺん)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
もうすぐ一年も終わりかあ、またクラス替えがあったりするんだよね。
そうだねえ。いつまでも一緒じゃないかもしれないね。
こんな有為転変を経験して、成長していくものだと思うよ。
あ~、来年はネコさんと一緒のクラスになれればいいなあ・・・。
って、聞いてないし、それ毎年言ってるし。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「有為転変」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
有為転変の意味とは?
有為転変とは、
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると、
有為:この世にあるもの
転変:移り変わる
この漢字の意味をとってみても、この四字熟語の意味が感じ取れると思います。
有為転変の語源
有為転変の「有為(うい)」とは、仏教の言葉であって、
このような意味があります。
ですので、この世界の巡り合わせによって生まれたすべてのことは、絶えず移り変わりがあって同じ状態にとどまることがないこと。
また、これを有為無常(ういむじょう)という言葉に置き換えられることもあります。
有為転変の使い方や例文は?
さて、この有為転変という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
有為転変という言葉の使い方は、
- 「有為転変な~」「有為転変の~」といった使われ方
- 世の中の激しい移り変わりを表す。
- 人生や世の中、生活を表すときに多い
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
有為転変を使った例文は
- 有為転変な世の中では、いつ会社が倒産するかわからない。
- 私の人生は、まさに有為転変を表すようなことばかりだった。
- 歴史の勉強をすればするほど、有為転変を思い知らされることとなる。
このような感じでしょうか。
世の中や生活の移り変わりを実感して、それをはかないものだと思ったり激動だと感じたりなど、様々な捉え方がありますね。
有為転変の類義語は?
さて、この「有為転変」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
有為無常
盛者必衰
諸行無常
一定不変
永遠不変
万古不易
あとがき
有為転変とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして有為転変を簡単にまとめますね。
意味この世のすべてのものは、常に激しく移り変わっていくと定められていること。
補足「有為」とは、もともとは仏教の言葉で「巡り合わせによって生じたすべてのこと」という意味がある。
使い方・例文有為転変な世の中では、いつ会社が倒産するかわからない。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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