私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一挙両得(いっきょりょうとく)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
このゲームは、このステージで敵キャラを説得すると、相手の戦力も落ちるし仲間にもできるから一挙両得だよ。
よく知ってるね。でも、これってどうやったら説得できるの?
そのためには前のステージで、あのアイテムを特定の場所で使って・・・。
もう何を言ってるのかわからなくなってきた・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一挙両得」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一挙両得の漢字や意味とは?
一挙両得とは、
このような意味があります。
それぞれ分けてみてみると
一挙:一つの行い、行動
両得:両方(二つ)の利益を手に入れる
こうなっていますね。
ですので、いっぺんに二つの利益が得られることを指しています。
一挙両得の語源
虎をつかまえるために、大小二つの虎を戦わせ大きい虎が小さな虎を殺し、そして大きな虎も傷ついたところで両方をとらえる。
中国の話からこの言葉ができたということが語源となっています。
一挙両得の使い方や例文は?
さて、この一挙両得という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一挙両得という言葉の使い方は、
- 1つのことで2つ得をする
- 意図して二つの利益を得る
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一挙両得を使った例文は
- 勉強ができて利益も出るこの仕事は、まさに一挙両得だ。
- 1つの城を攻めることで両方の国を滅ぼせる、一挙両得の作戦だ。
- まかないとお金の一挙両得を狙って、飲食店のバイトの面接を受けた。
このような感じでしょうか。
1つのことが二つの利益を生むときに使われているのがわかりますね。
一挙両得の類義語は?
さて、この「一挙両得」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
一石二鳥
こちらも1つの行動で二つの利益を得ることを表していますが、一石二鳥の場合は、「1つのことをしたら意図せずに2つの利益を生んだ」というのが、語源からも想像ができると思います。
一挙両得の場合は、初めから二つの利益を得ようという意図があるのではないでしょうか。
だから、同じような意味ではありますが、若干の違いがあるようにも思います。
あとがき
一挙両得とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一挙両得を簡単にまとめますね。
意味1つの行動で2つの利益を得る
補足一挙:一つの行い、行動
両得:両方(二つ)の利益を手に入れる
勉強ができて利益も出るこの仕事は、まさに一挙両得だ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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