私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
因果応報(いんがおうほう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
この場所は僕がもらった!
あ、ずるい。みんなそこがいいと思っていたのに。
もう早い者勝ちだからね、何か文句あるの。
もういいよ、勝手にしなよ。
うわ、ここ、犬のうんこでいっぱいじゃないか。
因果応報だよ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「因果応報」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
因果応報の意味とは?
因果応報とは、
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると
因果:原因と結果
応報:報いを受ける
このような意味があります。
これが合わさることで、行いの原因と結果には、そのようになる関係があるということを表した言葉となっているのですね。
因果応報の語源
もとは仏教の考えで、善因善果、悪因悪果の両方を持つ言葉となっています。
前世や過去の因業が報われるということ。
因果応報の使い方や例文は?
さて、この因果応報という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
因果応報という言葉の使い方は、
- 悪いことをして悪い結果になった時に使われることが多い
- 行動した内容に見合ったような結果になったとき
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
因果応報を使った例文は
- お金をだまし取っていた人が、別の人に騙されるなんて因果応報だよ。
- 環境破壊をしておいて、いまさら温暖化がどうとか因果応報だ。
- 因果応報で人の悪口を言っていたら、信用ならないと逆に干された。
このような感じでしょうか。
あまりいい場面では使われていませんね。
悪い行いがあだとなって、自分に返ってくる様子が感じ取られると思います。
因果応報の類義語は?
さて、この「因果応報」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 因果因縁(いんがいんねん)
- 輪廻応報(りんねおうほう)
- 悪因悪果(あくいんあくか)
- 自業自得(じごうじとく)
また、英語では
Self do self have.(自分の行為は自分に返ってくる)
このように表現されますね。
あとがき
因果応報とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして因果応報を簡単にまとめますね。
意味良い行いには良い結果が起こり、悪い行いには悪い結果が返ってくる。
類義語因果因縁(いんがいんねん)
輪廻応報(りんねおうほう)
悪因悪果(あくいんあくか)
自業自得(じごうじとく)
また、英語では
Self do self have.(自分の行為は自分に返ってくる)
使い方・例文お金をだまし取っていた人が、別の人に騙されるなんて因果応報だよ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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