私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一進一退(いっしんいったい)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
うさぎさん、どうだい応援してるチームは?
みんな頑張ってるけど、ここらで差を広げたいね。
うーん、一進一退だね。一時期差をつけてたけど、追いつかれ始めてるね。
ああ、逆転された!
でも、ここで勝負すればまた逆転のチャンスだよ。いい試合だね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一進一退」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一進一退の漢字や意味とは?
一進一退とは、
このような意味があります。
それぞれに分けて見てみると
一進:進む
一退:退く
つまり、一回進んだら一回退くといったようなことを表しています。
この「一」には、「ひとつ」という意味のほかにも「あるいは」という意味も含んでいると言われています。
つまり、
- あるいは進んだり
- あるいは退いたり
といったように、先が分からないような意味も含んでいると考えられています。
一進一退の使い方や例文は?
さて、この一進一退という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一進一退という言葉の使い方は、
- 一歩進んだら一歩戻るといった状態
- 病気や競争、進行具合など様々な時に使われる
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一進一退を使った例文は
- この野球の試合は点を取られたら取り返す、一進一退の攻防がみられた。
- お母さんの病気の具合は一進一退で、まだまだ様子見が必要だ。
- 再び投票数に差がついたと思ったら、また追いつかれてきた。まさに一進一退だ。
このような感じでしょうか。
全く変化がないわけでなく、少し良くなった(進んだ)と思ったら、すぐに同じくらい悪い方向に傾く(退く)といったような状態を表していますね。
あとがき
一進一退とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一進一退を簡単にまとめますね。
意味進んだり退いたり、良くなったり悪くなったりすること。
補足「一」には、「ひとつ」という意味のほかにも「あるいは」という意味も含んでいると言われています。
つまり、
- あるいは進んだり
- あるいは退いたり
といったように、先が分からないような意味も含んでいると考えられています。
使い方・例文この野球の試合は点を取られたら取り返す、一進一退の攻防がみられた。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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