私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一切合切(いっさいがっさい)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
僕は君の秘密を知ってるんだよ。
いきなり何を言い出すのかと思えば、何を知ってるって言うんだい。
いいのかい?一切合切みんなに話してしまっても。
何のことかわからないけど、とにかく嫌な予感がするからヤメテ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一切合切」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一切合切の漢字や意味とは?
一切合切とは、
このような意味があります。
この四字熟語をそれぞれ分けて見てみると
一切:ひとまとめすべて
合切:あわせてすべて
「切」というのが「すべて」を意味しています。
だから「一切」も「合切」も意味としてはほとんど同じになります。
似たような意味の言葉を合わせて、より意味を強調しているわけなんですね。
一切合切の語源
一切というと
- 一切割引はしない。
- 一切口出ししない。
など、普通の会話でもよく使われますが、合切の方はあまり日常会話では使われません。
でも、この合切という言葉は、女性用の小型の下げ袋のことを
合切袋(がっさいぶくろ)
というときに使われていました。
今ではあまり耳にしないですね。
また、この合切は「合財」と書くこともあります。
一切合切の使い方や例文は?
さて、この一切合切という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一切合切という言葉の使い方は、
「なにもかも」を強く言いたいとき
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一切合切を使った例文は
- この大雨で発生した濁流は、私の家を一切合切押し流してしまった。
- 一切合切ぶちまけてしまって楽になろうとした。
- 今回の失敗は、一切合切彼の責任にある。
このような感じでしょうか。
すべて、というようにも置き換えられますが、一切合切とした方がさらにその様子を強調しています。
あとがき
一切合切とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一切合切を簡単にまとめますね。
意味なにもかも、すべて
補足似たような意味の言葉を合わせて、より意味を強調している
使い方・例文この大雨で発生した濁流は、私の家を一切合切押し流してしまった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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