私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
しっぺ返し
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさん、今日のトランプ対決で負けた方が宿題をするっていうのはどうだい?
くそ、いつも勝ってるからってここぞとばかりに・・・、でも、まあいいよ、やってやるさ。
ふふ、ひよこさんのパターンはいつも一緒だから簡単なんだよね・・・、ってあれ?
昨日は家で特訓してきたからね。そう何度も負けてられないよ。
しまった、強烈なしっぺ返しを喰らってしまったよ、よけいな約束するんじゃなかったぁ!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「しっぺ返し」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
しっぺ返しの意味とは?
しっぺ返しとは、
このような意味があります。
しっぺ返しの「しっぺ」は、漢字で「竹篦(しっぺい)」と書きます。
しっぺ返しの語源
しっぺ返しの語源は、座禅の風景を思いうかべてもらうとわかりやすいですね。
このとき使われていた竹の棒のことを「竹篦(しっぺい)」と言います。
座禅中には、雑念を思い浮かべたりして姿勢が悪くなると、この「竹篦(しっぺい)」で叩かれます。
ただ、この役割は交替で行われるため、前に打たれた人はこの「竹篦(しっぺい)」で自分を打った人を打ち返すことがあります。
そんな様子を「しっぺ(い)返し」というようになったわけですね。
また、二本指で人の手をたたくといった「しっぺ」がありますが、あれはこの「竹篦(しっぺい)」を模したものと言われていますね。
しっぺ返しの使い方や例文は?
さて、このしっぺ返しという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
しっぺ返しという言葉の使い方は、
- 今では修行など関係なく、嫌なことをされたらやり返すような時に使われることが多い。
- 「しっぺ返しする。」「しっぺ返しにあう」「しっぺ返しをたくらむ」などの使い方がされる。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
しっぺ返しを使った例文は
- 人の悪口ばかり言っていたらしっぺ返しを喰らった。
- ドッキリを仕掛けていたら、知らぬ間に逆ドッキリのしっぺ返しにあっていた。
- 小さな犬でも、いじめていたらしっぺ返しで噛みつかれるよ。
このような感じでしょうか。
報復や雪辱を晴らしたりするときによく使われ、そういった様子が感じ取れるかと思います。
あとがき
しっぺ返しとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとしてしっぺ返しを簡単にまとめますね。
意味何か悪いことや嫌なことなどをされたら、すぐ仕返しをすること
補足座禅の修行で使われた竹の棒「竹篦(しっぺい)」で叩くことを、そのまま相手に返す様子が語源となった。
使い方・例文人の悪口ばかり言っていたらしっぺ返しを喰らった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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