私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
青息吐息(あおいきといき)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
はぁ~、どうにかならないかなぁ・・・。
どうしたのうさぎさん、ため息ついて。
明日のテストぜんぜん自信なくってさ・・・。
じゃあ、今からいっしょに勉強しようか?
そうしたいのはヤマヤマなんだけど、この前の件で先生から呼び出しされてて・・・。
それは青息吐息だね・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「青息吐息(あおいきといき)」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、類義語などと一緒に見ていきますので、この機会に覚えていってくださいね。
青息吐息の意味や読み方とは?
さて、青息吐息の意味や読み方について見ていきたいと思いますが、先ほどから見てもらってわかるように
青息吐息(あおいきといき)
このような読み方をします。
青息吐息の意味は、
- どうしようもなくて、ため息をつくこと。
- 非常に困ったり苦しんだりしている状態。
このようになっています。
青息は、「苦痛に耐えられないような状態に吐く息」という意味があると言われていて、
こんなふうに考えるとわかりやすいですね。
吐息は、ここでは「ため息」という意味で使われています。
このように「青息」と「吐息」は、どちらも「ため息」という意味を持っています。
つまり、同じ意味の言葉を2つ並べている四字熟語なんですね。
同じ「ため息」という意味を重ねることで、より困った様子を表している表現になっています。
青息は「大息(おおいき)」が変化したものだという説もあります。
青息吐息の使い方や例文は?
さて、この青息吐息という四字熟語の使い方や、その例文について見ていきましょう。
青息吐息の使い方ですが、
- 困ったり苦しんだりしてついてしまうため息
- 困り果ててため息をつくような状態
このようなときに使えます。
では、これを使っていくつか例文を用意してみました。
青息吐息の例文
- 夏休みも終わりなのに、全然かたづいていない宿題の山を目にすると青息吐息だ。
- 頑張ってドラクエのレベル上げしたのに、猫がリセットボタンを押してしまって青息吐息だ・・・。
- SNSで余計な動画をアップしたせいで批判が集中し、青息吐息の状態が続いている。
使い方はこんなふうに、困った場面でいろいろ使えると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=umjC1A6aBSE
青色吐息は間違い
この青息吐息という四字熟語ですが、たまに
青色吐息
なんていうような書き方をされている方がいますが、こういった四字熟語はありません。
どうしてこんな単語に間違われてきたのかというと、それは、高橋真梨子さんの曲の、
桃色吐息
この歌とごっちゃになっていることが言われていますね。
この曲のタイトルに寄せられて、青息吐息がいつの間にか「青色吐息」と言われ、それが間違いと気づかずそのまま使われている事があるみたいです。
この桃色吐息をもじって、青色吐息というように言葉を変えて使われていますが、これに青息吐息と同じような意味はないので間違わないようにしたいですね。
青息吐息の類義語は?
青息吐息は、困ったりしたときにつくため息やその状態を表す四字熟語ですが、これと似たような意味を持つ言葉もいくつかあったりしますね。
類義語- 意気消沈
- 四苦八苦
こういった言葉がちょっと近いようなニュアンスを持っていると思います。
意気消沈:積極的にしようと思う気持ちがなくなって、がっかりと落ち込んでしまった様子。
四苦八苦:非常に苦労する様子。
完全に一緒の意味ではないですが、困ったときの様子、苦労しているときの状態という意味で、使うことができるんじゃないかなって思います。
あとがき
今回は四字熟語の青息吐息の意味や語源、そしてその使い方や例文について見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして青息吐息を簡単にまとめますね。
困ってしまい、どうしようもないときにつくため息やその状態
補足「青息」:困って青ざめた顔から出る息というようにとらえるとわかりやすいですね。
「青色吐息」と間違えない。
使い方・例文夏休みも終わりなのに、全然かたづいていない宿題の山を目にすると青息吐息だ。
うまく使える場面があったら、ぜひ試してみて下さいね。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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