私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
傍目八目(おかめはちもく)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
あ~、ネコさんかわいいなあ。
ネコさんが好きなのはわかるけど、あまり評判は良くないよ?
いやいや、もう最高だよ、何言ってるんだよ。
傍目八目っていうし、ちょっと冷静になった方がいいと思うけど。
僕はいつだって冷静だよ!
う~ん、ちょっとうらやましい気がする・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「傍目八目」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
傍目八目の意味や語源とは?
傍目八目とは、
こんな意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると、
傍目:わきから見る
八目:八目先までの手
このような意味になっています。
もともとは囲碁の中の話であって、碁を脇から見ている人の方が、実際に売っている人よりも八目先まで手がわかるといったことが語源となっています。
ですので、四字熟語の中にも八目という漢字が入っているのですね。
傍目八目の使い方や例文は?
さて、この傍目八目という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
傍目八目という言葉の使い方は、
- はたから見ていて冷静な判断ができる
- 当事者は気づいていない問題が、周りは見えていることも多い
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
傍目八目を使った例文は
- スポーツを見ていると、いつも傍目八目の視点であれこれ言いたくなる。
- 傍目八目の考えを忘れていると、大事なことが抜け落ちてしまう。
- 傍目八目というし友人は助言するが、恋に夢中の彼には届かなかった。
このような感じでしょうか。
当事者も真剣にやっているでしょうが、実は広い視野で周りが見えていないことが多いものです。
そんな時には第三者のほうが、冷静に見渡せて色々アドバイスなどもしやすくなりますよね。
傍目八目の類義語は?
さて、この「傍目八目」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
他人の正目
灯台下暗し
近くて見えぬはまつげ
完全に同じ意味ではないですが、「周りがしっかりと見えていない様子」という意味での類義語もありますね。
あとがき
傍目八目とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして傍目八目を簡単にまとめますね。
意味第三者的な視点や、物事にかかわっていない人の方が、当事者よりも全体が良く見えて冷静な判断ができる。
類義語他人の正目
灯台下暗し
近くて見えぬはまつげ
スポーツを見ていると、いつも傍目八目の視点であれこれ言いたくなる。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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