私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
勝てば官軍(かてばかんぐん)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
相手チームに負けたら何を言われるかかわからないよ。
勝てば官軍、負ければ賊軍。ちょっとここは正念場だね。
あー、だめだ~。負けちゃった。
まあ、でもやれることはやったし仕方ないよ。負けても悔いが残らなかったらいいさ。
あー!勝ったら言ってやりたいこといっぱいあったのに~!
君は勝負に厳しいねえ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「勝てば官軍」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
勝てば官軍の意味や語源とは?
勝てば官軍とは、
このような意味があります。
この一方で、負ければ賊軍
といった言葉もあり、
官軍というのは朝廷や政府など、味方する軍勢のことを言います。
賊軍というのはその反抗勢力のことを指しています。
争いや競争に勝てば、負かした側に言うことを聞かせたり条件を飲ませることができるので、とにかく勝つことが正義だという考えですね。
この意味が転じて、
こんなことで使われるときもあります。
勝てば官軍の使い方や例文は?
さて、この勝てば官軍という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
勝てば官軍という言葉の使い方は、
- 勝ったものには従わないといけないようなとき
- どんな手でも勝てばいいといったとき
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
勝てば官軍を使った例文は
- ミスが多くバカにされてた社員が大型契約を取り付けてきたので、勝てば官軍で誰も何も言えなくなった。
- この戦いに勝利すれば朝廷が味方になる。勝てば官軍、負ければ賊軍だ。
- 勝てば官軍、じゃんけんで勝ったのだからこっちの方が順番は先だ。
このような感じでしょうか。
勝った方が発言権が高く優位に立っている様子がわかります。
また、そうなるために手段を選ばず勝たないといけないような意味も取れますね。
勝てば官軍の類義語は?
さて、この「勝てば官軍」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
弱肉強食
小股取っても勝つが本
泣く子と地頭には勝てぬ
完全に同じ意味ではないですが、似たようなシーンで使われることはあると思います。
あとがき
勝てば官軍とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして勝てば官軍を簡単にまとめますね。
意味戦いや競争などで勝ったものが偉い、正義だという事。
類義語弱肉強食
小股取っても勝つが本
泣く子と地頭には勝てぬ
ミスが多くバカにされてた社員が大型契約を取り付けてきたので、勝てば官軍で誰も何も言えなくなった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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