私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
木を見て森を見ず
この言葉の意味をご存知でしょうか?
何やってんの!そんな球も打てないの!
あ~だめだ!もう選手交代!
ちょっとダメだったからってすぐに代えすぎだよ、ちょっとは落ち着かないと。
あー、まただ!選手交代だ!
もう誰も残ってないよ、代えすぎだよ。
あっ・・・。
結果ばかり見すぎだよ、木を見て森を見ずだな。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「木を見て森を見ず」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
木を見て森を見ずの意味とは?
木を見て森を見ずとは、
このような意味があります。
森の中にある一本の木だけに注目して、それ以外の多くの木には目がいかず、森全体を見ていないことを言っています。
目に映るものだけしか見えていない。
周りが見えていない
こういう時に使われることが多いですね。
木を見て森を見ずの使い方や例文は?
さて、この木を見て森を見ずという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
木を見て森を見ずという言葉の使い方は、
- 目の前に集中しすぎて全体が見えていないとき
- 「木を見て森を見ずになった」「まるで木を見て森を見ずだ。」といった使い方がされます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
木を見て森を見ずを使った例文は
- 結果だけしか目が行っていないなんて、木を見て森を見ずだな。
- 目先の利益しか見えていないような、木を見て森を見ずではいけない。
- 彼の働きがあってこその成功なのに、裏方に目を向けないような木を見て森を見ずでは信頼を失う。
このような感じでしょうか。
今自分の目に映っていることでしか判断できなかったり、それしか見えず全体がよく見通せていないときに使われますね。
木を見て森を見ずの類義語は?
さて、この「木を見て森を見ず」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
木を数えて林を忘れる
鹿を追う者は山を見ず
金を攫むものは人を見ず
このあたりに類義語が挙げられますね。
あとがき
木を見て森を見ずとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして木を見て森を見ずを簡単にまとめますね。
意味狭い範囲や小さいことにとらわれて、全体を見渡せないこと。
また、全体を見失ってしまうこと
木を数えて林を忘れる
鹿を追う者は山を見ず
金を攫むものは人を見ず
結果だけしか目が行っていないなんて、木を見て森を見ずだな。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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