私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
権謀術数(けんぼうじゅっすう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
うーん、どうしたものか。
あの顔は何か企んでるな…、権謀術数をめぐらせてるんだと思うが…。嫌な予感がするよ。
今日の給食はおかわりするために早く食べようか…、それとも味わおうか…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「権謀術数」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、読み方などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
権謀術数の意味とは?
権謀術数とは、
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると、
権謀:その場に応じた策略
術数:はかりごと,策略
同じような意味ですが
「権」はもともと重さを測るなどの意味を持っていたので、その意味が転じて謀ると通じています。
「謀」は謀る(はかる)で、相手をだましたり計略にかけたりするときに使われます。
「術」は技術、魔術などはかりごとに関係します。
「数」は量を数える、測るための意味から、これも転じて謀ると通じています。
つまり、すべての漢字が計略や欺くようなたくらみの言葉として関係しています。
権謀術数の語源
権謀術数の語源は、朱熹の「大学章句序」が最初だとされています。
権謀術数の使い方や例文は?
さて、この権謀術数という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
権謀術数という言葉の使い方は、
「権謀術数をめぐらす」「権謀術数にかかる」といった使い方がされます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
権謀術数を使った例文は
- 権謀術数をめぐらせ、うまくライバルを蹴落とした。
- 対戦相手の権謀術数に完全にやられ敗北した。
- 今の政治は権謀術数ばかりが目立ち、国民のほうに向いていない。
このような感じでしょうか
権謀術数の類義語は?
さて、この「権謀術数」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、意味の似ている言葉(類義語)もいくつかあります。
奸智術策(かんちじゅっさく)
権謀術策(けんぼうじゅっさく)
手練手管(てれんてくだ)
あとがき
権謀術数とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして権謀術数を簡単にまとめますね。
意味はかりごとをめぐらせること
類義語や補足奸智術策(かんちじゅっさく)
権謀術策(けんぼうじゅっさく)
手練手管(てれんてくだ)
権謀術数をめぐらせ、うまくライバルを蹴落とした。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
関連ページ