私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
どんでん返し
この言葉の意味をご存知でしょうか?
昨日のテストダメだったろうな。
まあ、難しかったから僕でも半分取れなかったかもね。
はぁ、テストかえってきたよ、何点だろ…。
はうぁ!95点だよ、まじかよ!
くっ!45点…、まさかのどんでん返しだ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「どんでん返し」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、読み方などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
どんでん返しの意味とは?
どんでん返しとは、
このような意味があります。
ドラマなどを見ていたりして、だいたいの予想がついたりするものですが、そんな大方の予想を覆し一気に話が変わってしまうときなどに使われますね。
例えば、このドラマの犯人は嫁なんだろうなと思っていたら、実は全然関係ない人だったとか。
よく、どんでん返しの話ってありますよね。
どんでん返しの語源
どんでん返しの語源には、歌舞伎にあります。
歌舞伎の世界で、大道具や舞台の装置などを90度倒して場面を転換させることや、そういった仕掛けのことを「どんでんがえし」といいました。
芝居の流れを遮ることなく、スムーズに行うために必要だったものですね。
元々は「強盗返し(がんどうがえし)」と呼ばれ、中が自由に回転する強盗提灯に似ていることに由来します。
ドンデンとなったのは、大道具を倒す音、もしくは「どんでんどんでん」といった鳴り物の音から転じたとも言われています。
どんでん返しの使い方や例文は?
さて、このどんでん返しという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
どんでん返しという言葉の使い方は、
「どんでん返しだった」「どんでん返しの結末に~」といった使い方がされます。
一気に逆転するとき。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
どんでん返しを使った例文は
- あの映画のどんでん返しの結末には、批判のコメントが殺到した。
- 彼は絶対に優勝できないと言われていたが、予想もできぬどんでん返しを果たし優勝した。
このような感じでしょうか。
思いもよらない逆転劇などがあったり、物語の結末を迎えたりする時によく使われます。
ドラマなどではどんでん返しをすると賛否両論が多くなりますけどね。
どんでん返しの類義語は?
さて、この「どんでん返し」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、意味の似ている言葉(類義語)もいくつかあります。
思いがけない
想定外
起死回生
ちょっと意味が違うものもありますが、ニュアンスが近い言葉として使う場合もあると思います。
あとがき
どんでん返しとはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとしてどんでん返しを簡単にまとめますね。
意味物語のストーリーや物事の様子が、いっぺんにして正反対になること
類義語や補足思いがけない
想定外
起死回生
あの映画のどんでん返しの結末には、批判のコメントが殺到した。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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