私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
あっぱれ
この言葉の意味をご存知でしょうか?
どうですかね、このプレー
これは全然だめだね。
続いてこちらは○年ぶりに記録を塗り替えた選手なんです。
これはもう言うことない、あっぱれ!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「あっぱれ」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
あっぱれの語源や漢字、意味とは?
最初のやり取りが、某番組みたいな感じになっていますが、テレビでもよく聞く言葉ですよね。
この「あっぱれ」という言葉を漢字にすると
天晴(れ)
このようになります。
この漢字は語源とは関係なく、その発音などからあてられた漢字のようです。
このあっぱれの意味は、
「よくやった」「たいしたものだ」などと似た意味で、誉め言葉として使われる事が多いですね。
あっぱれの語源
このあっぱれの語源は「あわれ」から来ていると言われています。
「あわれ」というと、
など、あっぱれとは反対のような意味の言葉に思いますが、もともとこの「あわれ」という言葉は、
感情的に強い気持ちを持った時に発する言葉
ということで、哀れの意味の
こういう意味もありますが、その一方で、
こんな意味も含んでいたようです。
これが時代とともに、「悲しい」などの意味が強くなっていったようですね。
この「あわれ」は、平安時代には「あふぁれ」と発音されていて、これが「あっぱれ」と呼ばれることもあったようです。
そして、「あわれ」という言葉は、
この2つでそれぞれ意味を持つ言葉となって分かれていったようですね。
あっぱれの使い方や例文は?
さて、このあっぱれという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
あっぱれという言葉の使い方は、
- よくやった
- 素晴らしい
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
あっぱれを使った例文は
- 敵ながらあいつのプレーはあっぱれだ。
- 土壇場のあの場面で一発逆転するなんて、あっぱれなやつだ。
- 相当勉強したんだろう、この前とは見違えたよ。あっぱれだ。
行動に対してすばらしいと思ったりしたときに、よく使われることが多いですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=YNF4vQJYNPA
あっぱれの類義語は?
さて、この「あっぱれ」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
先ほどから出ているように、
- すばらしい
- 見事だ
といった意味になるのでこれに似ています。
ただし、全く同じように使えるかというと、「あっぱれ」は使えても「すばらしい」「見事だ」に直すと変な文章になる場合もあります。
先ほどの例文のように、
これは、
- 敵ながら見事だ。
- 敵ながら素晴らしい。
このように言い換えることができますが、
この景色は素晴らしいね。
これを「この景色はあっぱれだ」とは言い換えにくいですよね。
あとがき
あっぱれとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとしてあっぱれを簡単にまとめますね。
意味よくやった
素晴らしい
素晴らしい、見事だというときに使うことが多いですが、場面によっては使えないこともあります。
使い方・例文敵ながらあっぱれだ!
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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