私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
千秋楽(せんしゅうらく)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
名古屋場所の千秋楽で横綱が負けちゃったのはおどろいたね。
前頭なのに最後勝っちゃって逆転優勝だもんね。すごいよ。
でも、最後までもつれるなんて思ってなかったようだから、誰も予想できなかったね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「千秋楽」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
千秋楽の意味とは?
千秋楽とは
このような意味があります。
千秋楽の語源
千秋楽の語源は、元々は雅楽にありました。
日本古来からある雅楽(ががく)という音楽の最後の曲が「千秋楽」と呼ばれるもので、そこから「最後」という意味で、現在では「最後の日」を表す言葉として使われるようになったんです。
他にも、
能の付け祝言において、謡曲の「高砂」の終わりに「千秋楽は民を撫で」という句が謡われることが多かったため。
ということが語源となっている説もあります。
とくに相撲では「千秋楽の大一番」などというようにニュースなどでも取り上げられることが多いですよね。
相撲や歌舞伎、演劇などの最終公演の日などによく使われています。
この千秋楽という言葉は、他にも「楽日」などとも呼ばれます。
また、「千秋楽」の旧字体には「千穐楽」といった字があてられていました。
これは「千秋楽」には劇場では御法度の「火」が「秋」の文字に含まれているためです。
昔の劇場は木造の劇場が多かったため、火は避けたかったのですね。
そこで縁起の良い「亀」から「穐」という字を取入れ「千穐楽」と表記することが多かったようです。
千秋楽の使い方や例文は?
さて、この千秋楽という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
千秋楽という言葉の使い方は、
- 「千秋楽を迎える」「千秋楽をかざる」と言った使い方がよくされます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
千秋楽を使った例文は
- 今回の大相撲は、横綱どおしの対決で優勝がきまる大一番が千秋楽をかざった。
- 千秋楽の舞台では演出もかなり加わって盛り上がった。
- 役者の人が怪我で降板するというトラブルを抱えながら、なんとか千秋楽を迎えた。
このような感じでしょうか。
千秋楽の類義語は?
さて、この「千秋楽」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
クライマックス
最終回
こういった辺りでしょうか。
千秋楽はあまり日常の場面では頻繁に使われないですね。
ドラマの最終回を「ドラマの千秋楽」とは言わないですしね。
基本は相撲や歌舞伎などの公演のときに使うものだと考えると良さそうです。
あとがき
千秋楽とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして千秋楽を簡単にまとめますね。
意味何日間か行われていた相撲や歌舞伎、演劇などの興行が最終の日。
類義語や補足クライマックス
最終回
今回の大相撲は、横綱どおしの対決で優勝がきまる大一番が千秋楽をかざった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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