私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
転んでもただは起きない
この言葉の意味をご存知でしょうか?
このお菓子失敗したなあ、あんまり美味しくないや…。
ひよこさん、君のお菓子とちょっと交換しない?
あ、ねこさんもちょっとでいいから交換してよ。
いぬさんも、これ美味しいからちょっとお菓子交換してみない?
よかった!なんとか別のものが手に入ったよ。
君は転んでもただで起きないね…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「転んでもただは起きない」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
転んでもただは起きないの意味とは?
転んでもただは起きないとは、
このような意味があります。
だから「欲張り」「要領の良さ」の意味が込められたことわざだったわけですね。
また、
と言った意味でも使われます。
転んでもただは起きないの語源
似た言葉に
「転んでも土を掴む」
という言葉がありますが、
転ぶような失敗をしても、土くらいは得ることができる。
という意味で、こういった言葉が原型とも言われていますね。
転んでもただは起きないの使い方や例文は?
さて、この転んでもただは起きないという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
転んでもただは起きないという言葉の使い方は、
- 「~は転んでもただでは起きない」「転んでもただでは起きない人だ」と言った使い方がよくされます。
- 「手間をかけた分だけ利益を確保する」という意味では使いません。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
転んでもただは起きないを使った例文は
- ミスで商品の発注量を間違ってしまったが、それをSNSで拡散させて情に訴えすべて売り切った店長は、転んでもただでは起きない人物だ。
- 彼は事業に失敗しても、転んでもただでは起きない人なのでその経験を活かし次はしっかり成功させた。
- 商品の中身は同じなのに、名前だけを変えてどん底の売上からV字回復させた彼は、転んでもただは起きない男だ。
このような感じでしょうか。
失敗してもそこから何かを得ようとする抜け目のなさは、必要なのかもしれませんね。
転んでもただは起きないの類義語は?
さて、この「転んでもただは起きない」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
こけた所で火打ち石
こけても砂を掴む
ピンチをチャンスに変える
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることはあると思います。
あとがき
転んでもただは起きないとはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして転んでもただは起きないを簡単にまとめますね。
意味失敗をしてもそれを利用して、さらに利益を得ようとする。
類義語や補足こけた所で火打ち石
こけても砂を掴む
ピンチをチャンスに変える
ミスで商品の発注量を間違ってしまったが、それをSNSで拡散させて情に訴えすべて売り切った店長は、転んでもただでは起きない人物だ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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