私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
果報は寝て待て(かほうはねてまて)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
このチケット人気がすごすぎるから抽選で決まるんだけど、今からドキドキしてきたよ。
でも、申し込んだらあとは何もできないね。果報は寝て待てというし。
そうなんだけど、当たってなかったらどうしよう、次いつやるかわからないし。
まあ、日頃の行いが悪いから外れるかもね。うふふ・・・。
あ~!もっとみんなに優しくしてればよかったぁ!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「果報は寝て待て」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
果報は寝て待ての意味や語源とは?
果報は寝て待てとは、
このような意味があります。
「果報」とは、前世でしてきた行いの結果を現世で受ける報いのことを言います。
今では果報は良い報い、幸運だけを指すようになっていますが、本来の意味では「悪い報い、不幸」も含んだ意味だったのですね。
果報は寝て待ての使い方や例文は?
さて、この果報は寝て待てという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
果報は寝て待てという言葉の使い方は、
- やれることをしたら、悩んで考えたりせずに結果が出るのを待つ
- 結果が待てずに焦っても仕方ないとき
- 「果報は寝て待てだ。」「果報は寝て待てというし~」といった使い方が多い。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
果報は寝て待てを使った例文は
- 今回の試験もしっかりできたはずなので、あとは果報は寝て待てだ。
- 果報は寝て待てというし、先方の会議の結果を待つしかない。
- 果報は寝て待てというものの、いてもたってもいられない気持ちでずっと部屋をウロウロしていた。
このような感じでしょうか。
やることをやったらあとは結果を待つしかないので、その様子が例文からも感じ取れると思います。
果報は寝て待ての類義語は?
さて、この「果報は寝て待て」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
福は寝て待て
待てば海路の日和あり
人事を尽くして天命を待つ
完全に同じ意味ではないですが、結果や幸運を待つといった意味合いで似たシーンで使われると思います。
【対義語】蒔かぬ種は生えぬ
あとがき
果報は寝て待てとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして果報は寝て待てを簡単にまとめますね。
意味幸運は人の力でどうこうできるものではないので、自然にやってくるのを焦らずに待つしかない。
類義語福は寝て待て
待てば海路の日和あり
人事を尽くして天命を待つ
完全に同じ意味ではないですが、結果や幸運を待つといった意味合いで似たシーンで使われると思います。
【対義語】蒔かぬ種は生えぬ
使い方・例文今回の試験もしっかりできたはずなので、あとは果報は寝て待てだ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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