私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
差し金(さしがね)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ネコさんの大切なノート無くしちゃったよ、どうしよう・・・。ヒヨコさんごめん、さきに謝ってきてよ、おねがい!
仕方ないなあ、きみも後でしっかり謝っておきなよ。
あれ、ひよこさん。うさぎさんの差し金だろ!?まったく・・・。直接謝りに来いって言っておいて
うう、なんで僕がこんな事しなきゃならないんだ…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「差し金」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
差し金の意味とは?
差し金とは
このような意味があります。
差し金の語源
差し金の語源は人形浄瑠璃や歌舞伎からきています。
人形浄瑠璃で使う人形を操るために、腕に長い棒がついており、それを「さしがね」と言います。
また歌舞伎では、鳥の羽根など針金の棒を付けて操りますが、そこについている棒を「さしがね」と呼びます。
どちらのさしがねも観客からは見えないようになっており、そこから操っています。
ですのでそのような状態のことを指して「差し金」と呼び、影で人を操っている、指図している人というような意味となりました。
差し金の使い方や例文は?
さて、この差し金という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
差し金という言葉の使い方は、
- 「~の差し金だ」といった使い方をするときが多い。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
差し金を使った例文は
- そんなことを彼が言うはずがない!いったい誰の差し金だ!
- 僕にケンカを売りに来るなんて、これはあいつの差し金にちがいない。
- こんな差し金をよこすなんて、自分で面と向かって会いに来い。
このような感じでしょうか。
差し金の言葉の前には、誰かが隠れて裏で操っている、誰かの指図で動いているという言葉の意味が含まれています。
差し金の類義語は?
さて、この「差し金」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
指図
命令
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
差し金とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして差し金を簡単にまとめますね。
意味影で人を指図して、自分が思うようにことを進めること
類義語や補足指図
命令
そんなことを彼が言うはずがない!いったい誰の差し金だ!
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
関連ページ