私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
根回し(ねまわし)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
あれ、ぼくの机の中、なんか血がベットリついてるんだけど・・・。わかった、こんなことするのひよこさんでしょ?
この前おどかしたからって仕返しのつもり?前からネコさんと一緒に根回ししてたんでしょ?おどかさないでよ~。
いや、僕はそんなことしてないけど・・・、もしかしてねこさん?
うんにゃ?
・・・。
・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「根回し」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
根回しの意味とは?
根回しとは、
このような意味があります。
根回しの語源
この根回しの語源は、根っこのある木から来ています。
木を移し替えるときに幹を中心にして周りを掘ってから、細い根は切ってしまいます。
そうすると、その数か月後にはメインの根の部分に土をかけた状態のまま掘り起こしができるので、他の場所への移し替えがうまくいきます。
この方法を「根回し」と言います。
もともとは植木屋からの言葉で、この方法から先ほどのような、事前に準備しておくとうまくいくといった意味になったわけですね。
根回しの使い方や例文は?
さて、この根回しという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
根回しという言葉の使い方は、
- 物事をスムーズに進める、成功させたいときにやっておく
- 「根回しする」といった形で使われることが多い
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
根回しを使った例文は
- 数か月前から根回ししたおかげで、交渉権を見事勝ち取った。
- 根回し不足が露呈して、全く現場で対応できなかった。
- 裏でお金を渡し入札の根回しをしたが、談合が明るみになって逮捕された。
このような感じでしょうか。
何か大きな目的があって、それを成功させるために根回しが必要な場合があります。
例文からもその様子が感じ取れるのではないでしょうか。
根回しの類義語は?
さて、この「根回し」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
裏工作
下準備
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
根回しとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして根回しを簡単にまとめますね。
意味仕事や物事がうまくいくように、あらかじめ内内で約束や打ち合わせなど事前に行っておくこと。
類義語裏工作
下準備
数か月前から根回ししたおかげで、交渉権を見事勝ち取った。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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