四字熟語

有象無象の意味や語源とは?その使い方や例文、類義語は?

2017年9月29日

有象無象

私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な

「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」

それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。

あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。

そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、

有象無象(うぞうむぞう)

この言葉の意味をご存知でしょうか?

 

今年の町内対抗戦は何としても勝たないと。

 

そうだね。あんな有象無象の連中に負けてられないよ。

 

今年はしっかりと練習したから大丈夫だ。

「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、この「有象無象」という言葉の意味についてまとめました。

また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!

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有象無象の意味とは?

有象無象とは、

数は多いがたいしたことのない、つまらない人々

このような意味があります。

それぞれの漢字に分けて考えると、

有象:形のあるもの
無象:形のないもの

このような意味になっていますが、ここでいう「象」とは

形を作る、かたどる

といった意味を持っています。

つまり、形のあるものと形のないものすべて。

という意味になるのですね。

山や川など、その形から生まれた文字を象形文字といいますが、その意味と同じ「象」です。

動物の「象」も、その形からこの漢字が生まれました。

 

有象無象の語源

有象無象は、もともと仏教用語の有相無相が転じて、象という漢字が用いられるようになったと言われています。

ただ、なぜ象になったのかはわからない部分も多く、最初は形を表す「像」がしっくりくるということであてられていたのが「象」と変わったともいわれています。

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有象無象の使い方や例文は?

さて、この有象無象という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。

有象無象という言葉の使い方は、

  • たくさんいるだけの集まり。
  • 馬鹿にした感じで使われることもある。
  • 「有象無象の集まり」

こういったシーンで使いたい言葉です。

では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。

 

有象無象を使った例文は

  • こんな有象無象の集団に、精鋭の我々が負けるはずがない。
  • 有象無象の連中の言うことに、いちいち耳を傾けていられない。
  • 有象無象が集まったところで、何も立派なことは生まれない

 

このような感じでしょうか。

ただ数がいるだけのつまらない人の集団といった感じが、例文からも感じられると思います。

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有象無象の類義語は?

さて、この「有象無象」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。

有相無相
烏合の衆

完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。

 

あとがき

有象無象とはどんな意味があるのか。

その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。

さて、まとめとして有象無象を簡単にまとめますね。

意味

数は多いがたいしたことのない、つまらない人々

類義語

有相無相
烏合の衆

使い方・例文

こんな有象無象の集団に、精鋭の我々が負けるはずがない。

 

今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。

 

こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。

普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。

そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。

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>>「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」まとめ

 

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