私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
器用貧乏(きようびんぼう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさんはそこそこ勉強もできるし、運動もそこそこできるね。
まあね。
手先もそこそこ器用だけど、これがすごいっていうのはないよね。
なんだい、器用貧乏って言いたいのかい?そういう君は足が速いだけであとは何が得意なのかもわからないけどね。
ムムムッ!言い返せない…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「器用貧乏」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
器用貧乏の意味や語源とは?
器用貧乏とは
このような意味があります。
この漢字を分けて見てみると
器用:うまくできる
貧乏:何もない
といったように意味となり、幅広くいろんなことはそつなくこなせるけど、専門的ではない様子です。
器用にこなせるけど、うまくいかせなかった様子がうかがえます。
器用貧乏はよく「平凡」などと同じような意味で使われることが多いです。
器用貧乏の使い方や例文は?
さて、この器用貧乏という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
器用貧乏という言葉の使い方は、
- 器用でそつなくこなすが、どれも中途半端になってしまった
- 「器用貧乏になる」「まるで器用貧乏だ」といった使い方がされますね。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
器用貧乏を使った例文は
- 彼は野球のどのポジションもできるが、器用貧乏となってしまい控えに甘んじている。
- 器用貧乏はダメだというが、何でもこなせるのは長所だ。
- 彼は少しうまくなったらすぐ飽きて別のことに興味が移ってしまうため、器用貧乏だ。
このような感じでしょうか。
広く浅く、いろんなことができるといったような言葉の意味が伝わってきますね。
でも、極めることができていないのでもったいない感じですね。
器用貧乏の類義語は?
さて、この「器用貧乏」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
オールラウンダー
中途半端
多芸は無芸
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
器用貧乏とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして器用貧乏を簡単にまとめますね。
意味何をしてもうまくこなすことができるが、特にこれが優れているというものがないこと
類義語や補足オールラウンダー
中途半端
多芸は無芸
彼は野球のどのポジションもできるが、器用貧乏となってしまい控えに甘んじている。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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