私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
喜怒哀楽(きどあいらく)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
いったいこのラーメン屋はいつまで人を待たせるんだよ!
まあまあ、もうすぐできるって。
やっと来たよ、まったく・・・、ムム!これはうまいよ、始めてきたけどこの店は大当たりだよ!
はぁ、喜怒哀楽が激しいねえ…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「喜怒哀楽」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
喜怒哀楽の意味や語源とは?
喜怒哀楽とは
このような意味があります。
喜怒哀楽をそれぞれ漢字に分けてみてみると
喜:喜び
怒:怒り
哀:悲しみ
楽:楽しみ
といったようにそれぞれの漢字が意味を持っていて、特に人が表しやすい感情が四字熟語として生まれました。
ただ感情には他にもたくさんありますよね。
中国ではここへさらに「怨(うらみ)」が入り、五情(ごじょう)としてまとめられます。
五行説で
喜は木
怒は金
哀は水
楽は火
怨は土
というように割り当てられるそうです。
よく「喜」と「楽」は同じ意味じゃないか?
という疑問がありますが、例えば
「試験に合格して喜ぶ」という事は、「試験に合格して楽しい」とはイコールになりませんよね。
逆に「野球をすることが楽しい」ことは、「野球をすることを喜ぶ」とはイコールになりませんよね。
似たような意味になる場合もありますが、必ずしも同じ意味になりません。
そして「喜怒哀楽」の漢字の並び順にも意味があり、
「喜」の対義語が「怒」
「哀」の対義語が「楽」
という組み合わせで順番に「喜怒」と「哀楽」という言葉を並べたものになっています。
喜怒哀楽の使い方や例文は?
さて、この喜怒哀楽という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
喜怒哀楽という言葉の使い方は、
「喜怒哀楽が出やすい」「喜怒哀楽がわかりにくい」などのような使い方がされますね。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
喜怒哀楽を使った例文は
- 彼は喜怒哀楽がハッキリ顔に出るのでわかりやすい。
- 次の演技では主人公の喜怒哀楽を表現するのが非常に難しかった。
- すぐに喜怒哀楽を表に出しているようでは、彼に心理戦で勝てない。
このような感じでしょうか。
感情という言葉を四字熟語としてさらにわかりやすく表現されて、こちらにも意味が伝わりやすいですね。
喜怒哀楽の類義語は?
さて、この「喜怒哀楽」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
感情
心情
こういった言葉でしょうか。
感情や心情の方が、人が抱く気持ちとしては広い意味を持っているかなと思います。
あとがき
喜怒哀楽とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして喜怒哀楽を簡単にまとめますね。
意味喜んだり起こったり、悲しんだり楽しんだりするといった人間のいろんな感情のこと
類義語や補足感情
心情
彼は喜怒哀楽がハッキリ顔に出るのでわかりやすい。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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