私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
以心伝心
この言葉の意味をご存知でしょうか?
あれはひよこさんだな~、だいぶ向こうで何やってるんだろ?
あ、あそこにいるのはうさぎさんか?何か伝えようとしてるけど何してるんだろ?
ん~、わかった!あれは今日の宿題がわからないから、答えをうつさせてほしいという事だろう!
あ~、ひよこさん、今日の宿題わからないからうつさせて!
やっぱりそうか!うさぎさんの事だからそんな事だろうと思ったよ。以心伝心だね~。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「以心伝心」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
以心伝心の語源や漢字、意味とは?
以心伝心の意味とは、
を言います。
お互いに心が通じ合っている状態を言いますね。
それぞれを漢字で分けて考えると
以心:心で
伝心:心に伝える
このような意味があり、これらが合わさった言葉となっています。
以心伝心の語源
もともと以心伝心という言葉は仏教用語です。
「悟り」といった言葉では伝えられないようなもので、心から心に伝えるもの。
というような禅宗で使われる言葉です。
心を以って心に伝う
このようにも読みますね。
以心伝心の使い方や例文は?
さて、この以心伝心という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
以心伝心という言葉の使い方は、
- 心と心が通じ合っている様子
- 何も言わないのに相手に通じたとき
- アイコンタクト
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
以心伝心を使った例文は
- 普段の厳しい練習のおかげか、以心伝心で連係プレーが完成した。
- 私の妻は以心伝心で今日食べたい夕食がいつもわかってくれる。
- 双子の兄弟は、以心伝心で兄弟のピンチがわかるときがあるようだ。
このような使い方でしょうか。
何も伝えなくても相手に伝わっているような様子がわかると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=b98aMbSn54U
以心伝心の類義語は?
さて、この「以心伝心」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 教外別伝(きょうげべつでん)
- 不立文字(ふりゅうもんじ)
- 感応道交(かんのうどうこう)
これらが類義語として上がってきますね。
あとがき
以心伝心とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして以心伝心を簡単にまとめますね。
意味思っていることや考えが、言葉や文字で伝えていないのに相手に通じること
補足以心:心で
伝心:心に伝える
教外別伝(きょうげべつでん)
不立文字(ふりゅうもんじ)
感応道交(かんのうどうこう)
普段の厳しい練習のおかげか、以心伝心で連係プレーが完成した。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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