私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
後生大事(ごしょうだいじ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
あ~、地震だ!早く外に出ないと。
ふう、特に何もなくおさまったみたいだね。ところでそれ、何だい?
これは、僕の大事な石のコレクションだよ。
この非常時に、石なんか後生大事に持ち出すなんて…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「後生大事」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、読み方などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
後生大事の意味とは?
後生大事(ごしょうだいじ)の意味とは、
このような言葉です。
後生大事の語源
後生大事の語源は、仏教の言葉から来ています。
後生:死んだ後に再び生まれ変わること
そして「前生」は生まれる前、「今生」はこの世を指します。
仏教の世界で「後生」は、死後の安楽を願って、一心によい行いをして仏道に励むことを言いました。
人にものを頼むときも「後生」といった言葉を使うようになりました。
後生大事の使い方や例文は?
さて、この後生大事という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
後生大事という言葉の使い方は、
「後生大事に~」といった使い方がかなり多いですね。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
後生大事を使った例文は
- お爺ちゃんは、子供の頃からの写真を後生大事にとってある。
- 避難し逃げる時、彼が後生大事に持っていた箱の中にはお金が入っていた。
- 夫が後生大事に取ってある雑誌のスクラップも、嫁から見ればゴミにしか見えなかった。
このような感じでしょうか。
とても大切にしている様子がわかりますね。
ただ、今では相手をいやしんで使われることも多くなっています。
あとがき
後生大事とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして後生大事を簡単にまとめますね。
意味とても大切にすること。
使い方・例文お爺ちゃんは、子供の頃からの写真を後生大事にとってある。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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