私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一念発起(いちねんほっき)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
今日はテストダメだったね~。
さすがにそろそろしっかりやらないと、将来どうなっちゃうのか不安で仕方ないよ。
そうだ!今日から心を入れ替えて勉強するぞ!もう遊びはここまでだ。
おっ!一念発起だね。じゃあ勉強頑張ってね。
翌日
うさぎさん、昨日は勉強はかどったの?
・・・。
うん、無理そうだね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一念発起」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一念発起の語源や意味とは?
一念発起とは、
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると
一念:ひたすら思い込むこと
発起:思い立ってことを始める
このような意味があります。
一念発起の語源
もともと一念発起という言葉は、心を入れ替えて仏門にはいろうと決心することから来ています。
「一念」が仏教の言葉にあり、
ひたすら努力をすれば点に心が通じるという
「一念、天に通ず」
この言葉に語源があります。
一念発起の使い方や例文は?
さて、この一念発起という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一念発起という言葉の使い方は、
- 目標を立てて挑戦していこうと心に決める
- 改心して一つのことを成し遂げる
- 決意して物事に打ち込んでいく
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一念発起を使った例文は
- 10年以上勤めた会社を辞め、一念発起しラーメン屋を開店した。
- 今まで遊び惚けていたが、父親の死をきっかけに一念発起し、父の跡を継ぐ決意をした。
- 彼は自堕落な生活から一念発起し勉強をしつづけ、東大に現役で合格した。
このような感じでしょうか。
一念発起を使う際には、あまり軽々しくは決意できないような事柄の時に使われます。
覚悟や決意が感じられるような時によく使いますね。
一念発起の類義語は?
さて、この「一念発起」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 一念発心(いちねんほっしん)
- 一心発起(いっしんほっき)
- 感奮興起(かんぷんこうき)
このあたりでしょうか。
あとがき
一念発起とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一念発起を簡単にまとめますね。
意味これまでの考えを改めて、あることを成し遂げようと固く決意すること。
補足一念:ひたすら思い込むこと
発起:思い立ってことを始める
一念発心(いちねんほっしん)
一心発起(いっしんほっき)
感奮興起(かんぷんこうき)
10年以上勤めた会社を辞め、一念発起しラーメン屋を開店した。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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