私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
喧喧囂囂(けんけんごうごう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
だから!うちのクラスはお化け屋敷をやるんだって!
いや、喫茶店をやるの!
プラネタリウムだ!
いいかげんまとめ役のヒヨコさんもどれが良いのか決めなよ!
そうだそうだ!どれがしたいんだよ!
そんな、喧喧囂囂に騒ぎ立てなくても…、ちょっと落ち着いてよ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「喧喧囂囂」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
喧喧囂囂の意味とは?
喧喧囂囂とは
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると、
喧喧:やかましい
囂囂:やかましい
どちらも同じような意味で、それを合わせることでさらに騒ぎ経っている様子を表しているわけですね。
喧喧囂囂の語源
「喧」という字は、喧嘩(けんか)と言った言葉にも使われていますが、これは「やかましい」「騒がしい」という意味が含まれています。
また「囂」は、一方的にしゃべって相手のことを聞かない。
このような意味が含まれています。
喧喧囂囂は喧々諤々と間違いやすい
喧喧囂囂は
喧々諤々(けんけんがくがく)
という言葉に間違われやすい言葉として有名になってしまいました。
本来はこんな言葉はなかったようです。
ただ、この「喧喧囂囂」ともう一つの
侃侃諤諤(かんかんがくがく)
という言葉があって、意味が、
正しいと思うことを堂々と主張するさま。また、盛んに議論するさま。
とあります。
どちらも言葉の意味が似ているところはありますよね。
そんな2つの言葉が混ざり合って、
喧々諤々(けんけんがくがく)
といつの間にか言うようになり、次第に広まっていくようになったようです。
そしてその意味は、
というように使うことが多くなっていますね。
でも本来からすると「喧々諤々」と言って使うのは間違いのようです。
喧喧囂囂の使い方や例文は?
さて、この喧喧囂囂という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
喧喧囂囂という言葉の使い方は、
- 「喧喧囂囂の騒ぎになる」「喧喧囂囂の議論になる」といった使われ方がよくされます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
喧喧囂囂を使った例文は
- 国会の場が喧喧囂囂の騒ぎになって収集がつかなくなった。
- クラスの出し物を決めるのに、委員長がハッキリしないので喧喧囂囂に非難された。
- サッカーの試合で最後の談合のようなパス回しに、喧喧囂囂の状態となった。
このような感じでしょうか。
あることに対して周りからいろんなことを言われ、騒ぎ立てられることがありますよね。
喧喧囂囂の類義語は?
さて、この「喧喧囂囂」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
騒然とする
口論
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることはあると思います。
あとがき
喧喧囂囂とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして喧喧囂囂を簡単にまとめますね。
意味さかんにやかましく、騒ぎ立てる様子。
類義語や補足騒然とする
口論
国会の場が喧喧囂囂の騒ぎになって収集がつかなくなった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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