私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一か八か
この言葉の意味をご存知でしょうか?
これを正解すれば賞金1万円だ!
ついに来たね、うさぎさん、でもこの問題わかるの?
全然わからない!でも、なんとなく3番のような気がする?
もう、あとはうさぎさんに任せたよ!
でも、1番かも・・・、う~、一か八かだ!答えは2番!
えっ!?
残念、正解は3番でした。
なぜ、最後変えた・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一か八か」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一か八かの語源や漢字、意味とは?
この「一か八か」という言葉の意味は、
ここで、一か八かで、どちらの数字が良いとかそういう意味ではありません。
「一」が出るか、もしくは「八」が出るか。
フィフティフィフティ(50:50)だという意味として捉えてもらえればと思います。(*後述する語源から考えると50%)
そして、ここでいう「一か八か」は、数字を表しているわけではなく、その語源から、
これを表しているのではないかと言われています。
では、その語源を見ていきましょう。
一か八かの語源
これは、一か八かの語源が「丁半賭博」という昔の賭け事に由来していると言われています。
サイコロを何個か使った賭け事ですが、
- 合計が偶数になれば「丁」
- 合計が奇数になれば「半」
このように定めていて、どちらになるかを当てる賭け事だったのです。
当然結果はわからないので運で勝負することになりますが、そこで
そして
*昔はこの部分はさかさまで「八」となっていました。
この丁半賭博から「丁」か「半」か?
という掛け声だったのが、仲間内でシャレのような形で
「一」か「八」か?
というように言われていたことが、一か八かの語源のようです。
もう一つの語源には、サイコロの目に「一が出るかしくじるか」の意味で「一か罰か」という言葉が語源となった説もあります。
では、どういうときに使うのか、一か八かの使い方や例文を見ていきましょう。
一か八かの使い方や例文は?
さて、この一か八かという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一か八かという言葉の使い方は、
- 思い切ってやる。
- 運を天に任せる。
こういったシーンで使いたい言葉です。
また、語源は丁半賭博の賭け事にありますが、今では賭け事以外のシーンでも使われています。
また、語源の丁半賭博ではフィフティフィフティですが、通常使う場合は半々の確率ではないことが多いです。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一か八かを使った例文は
- ここまで来たら一か八か、好きな人に告白した!
- 一か八か、宝くじに全財産を突っ込んだ。
- この一か八かの采配が見事的中し優勝した。
使い方はこのような感じでしょうか。
例文から見ても、運任せの部分や思い切りの行動が見られますね。
https://www.youtube.com/watch?v=lvmF81hoiNs
一か八かの類義語は?
さて、この「一か八か」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 出たとこ勝負
- 伸るか反るか
- 当たって砕けよ
全く同じというわけではありませんが、似たようなシーンで使うことができる類義語だと思います。
あとがき
一か八かとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一か八かを簡単にまとめますね。
意味どうなるかわからないが、運を天に任せて思い切って行うこと
補足一か八かの、どちらの数字が良いとかそういう意味ではない。
使い方・例文ここまで来たら一か八か、好きな人に告白した!
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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