相撲観戦するうえで、服装の注意点などあるのでしょうか?
テレビの相撲中継などを見ていると、色んな服装の人がいますよね。
スーツの人もいれば、ものすごいラフな格好をする人もいたりしてバラエティ豊かです。
では、この相撲観戦するときどんな服装がいいのでしょうか?
また、相撲観戦をより楽しむための持ち物やマナーなど、観戦の楽しみ方と一緒に見ていきたいと思います。
相撲観戦で服装の注意点はあるの?
相撲観戦を実際にする場合、どんな服装がいいのか迷いますよね。
テレビ中継を見ていると本当にバラエティに富んでいて、スーツ姿の人や普通の恰好、すごいラフな格好の人もいれば着物の人もいます。
時には「意図的じゃないか?」って思うようなカメラワークで、芸者さんを両サイドにはべらして酒を飲んでいるジーサンを映している時もあったりしますね。
そんな相撲観戦の服装ですが、テレビを見ていてもわかるようにどんな格好でも構いません。
自分の好きなスタイルで行けばいいとは思います。
背広の人もいますが、私服の人が多いですね。
席については、一般的にはマス席か椅子席かになると思います。
その時マス席の場合は座布団に座ることになるので、長時間座ってもしんどくないようなズボンが良いですね。
あまりピッチリしていると苦しくなるかもしれません。
また、女性の場合は、あまり短いスカートなどは注意されることもあるようです。
溜席は取るのが難しいですが、この席は本当にテレビに映ることが多いです。
けっこうラフな格好をしている人もいますけど、キチッとスーツとか着る必要はないにせよ、ある程度は恥ずかしくない格好で行きたいですね。
ちなみに相撲観戦には「和装day」たる日があります。
この和装dayの期間に和装で来場すると、特典がもらえたりするイベントです。
これは場所やその時期によっても違うので、それぞれで確認してもらえればと思います。
着物で相撲観戦しようと思っている人には、うれしいイベントですね。
ちなみに平成29年の三月場所では、二日目(3/13)~七日目(3/18)の期間で、特典には「非売品 丹後ちりめん がま口ポーチ」というグッズがもらえたようです。(*人数限定:各日先着100名様)
他人の相撲観戦を邪魔しない服装
あとよく言われるのが、他人の相撲観戦を邪魔しない服装です。
例えばですが、大きな帽子をしての観戦とかは良くないですね。
マス席の場合作りが段々になっているので、後ろの席でも段差があり見えやすいですが、あまりに高い帽子をしての観戦は止めておきましょう。
っていうか帽子は脱ぎましょう。
相撲観戦で持っておきたい持ち物は?
その相撲観戦では、取組をより楽しむためにいくつか用意しておきたいものがあります。
例えば、カメラ
溜席では無理ですが、マス席や椅子席では撮影が大丈夫なので、やはり記念に残したいですよね。
そんな時にカメラは必要になると思いますが、スマホのカメラとかでも十分かもしれませんね。
そして、席が土俵から遠い場合は「オペラグラス」があると見やすいです。
また土俵近くの席でも、入場する前の力士を眺めたい時などは持っていると見やすくなります。
マス席なのか椅子席なのかで、若干考えたほうがいいのが「靴」です。
椅子席ならいいのですが、マス席では靴を脱いで座らないといけないので、何度も席を離れる人は脱ぎ履きしやすい靴が良いですね。
また、スリッパを持っている人も見かけます。
マス席の靴を入れるところ
そして、もし国技館での観戦をするのなら「ラジオ」を持っておいてもいいかもしれません。
実は両国国技館では「どすこいFM」という館内限定ラジオが流れています。
親方の解説を聞きながら相撲観戦ができるので、これもおススメです。
一応イヤホンも一緒に持っておいた方がいいと思います。(83.4MHzで聞けます)
力士名鑑は便利
あとは、「力士名鑑」があるとより相撲が楽しめます。
力士はもちろんのこと行司や呼出さんのプロフィールなどもあります。
売店でも購入できると思うので、あらかじめ用意しておくといいですね。
サインがもらえるかどうかわかりませんが、タイミングで可能な場合もあるので必要ならば色紙やサインペンがあるといいかも。
相撲観戦のマナーは?
さて、この相撲観戦をする上で、いくつかのマナーもあります。
先ほど服装のところでもあったように、邪魔になるような帽子とかは脱いだ方がいいですね。
この他にもいくつか気を付けたいマナーがあります。
- 取組中の移動はしない
- マス席・溜席は土足厳禁
- 観覧の妨げになるような座椅子は持ち込まない
- 観覧席を含め場内は全て禁煙
- 時間いっぱいになってからの立ち合いで『コール』はやめる。
- 取組前の力士に触れない。
- 座布団は投げない。
あと売店で買った物の飲食や撮影に関してですが、溜席は無理です。
マス席や椅子席なら大丈夫ですが、ゴミはキッチリと捨てるように。(飲食の持込みは禁止されています。)
だいたいのマナーはこんな感じでしょうか。
相撲って堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、マナーさえ守れば結構自由に観戦できます。
ここで出てきた「マス席」とか「溜席」とか意味わからんっていう方は、
関連ページこちらを確認してもらうと、両国国技館の中を見れるのでイメージしやすいと思います。
座布団を投げることについて。
相撲のテレビ中継を見ていると、結びの一番とかに横綱が金星を奪われたりするなど、大番狂わせがあると座布団投げが始まる時があります。
これを見ると、逆に
このように感じてしまうかもしれませんね。
この座布団投げは他の人に当たると危険なので禁止されています。
ただ、「この光景も含めてが相撲観戦」といった方も根強くおられます。
だから今でも座布団投げが起こることは多いですし、その時には注意のアナウンスも流れます。
この座布団投げは、江戸から明治にかけての「投げ纏頭(はな)」という風習の名残とされています。
*今のように懸賞金制度がなかった時代、土俵に祝儀を投げ入れていたのですが、それが投げ纏頭です。
参照記事:【相撲の懸賞金の金額は1本いくら?税金は?】
あと、マナーとかではないですが、椅子席に座る場合は長時間座っていると腰が固まってしまいます。
長時間の着席がしんどいと思う人は、十両の終わりから位がギリギリだと思います。
特に椅子席の場合、自分の席が中央だった場合は頻繁に席を離れることができにくくなります。
端ならいいのですがあらかじめ自分の席がどのあたりか確認しておき、事前にトイレにしっかり行っておくなりしておきましょう。
あとがき
相撲観戦するうえでの服装の注意点や持っていきたいもの、そして観戦するにあたってのマナーなど見てきましたがいかがでしたか。
相撲はお客さんによって作られる雰囲気も醍醐味なので、マナーはしっかりと守りたいですよね。
ある程度予習も出来たら、次はしっかりと相撲観戦したいところですよね。
そのためにはまずチケットを用意しないといけません。
そのチケットをゲットするためにはいくつかのポイントがあるので、
関連ページ>>相撲チケットの値段はいくらなの?予約の取り方は?当日券はあるの?
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