相撲のマス席や溜席、椅子席はどんな席なのか?
相撲観戦をする際にはチケットの購入が必要になりますが、各会場にはいろいろな座席があります。
でも、基本的には、
- 溜席(砂かぶり席)
- マス席
- 椅子席
この3つの座席で構成されていることがほとんどです。
ただ、この3種類の中で細かく分かれたりもしてるので、わかりにくく感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、相撲の座席について値段なども含めまとめました。
相撲のマス席ってどんな座席なの?
相撲の中継などでも比較的よく映っているマス席ですが、このマス席というのは
桝席(マス席)という漢字で書かれていて、1マス1マスが四角で区切られているためマス席といいます。
だいたいの会場で約1.5m四方で区切られています。(両国は1.3m四方くらい)
基本的には、どの会場でも4人用のマス席が一般的で、すべて1階にあります。
実際に両国国技館の中身を見てみましょう。
すぐ目の前に見えるのがマス席ですね。
座布団が4つ用意されているのは「4人用マス席」
一方で座布団が2つしかないのは「2人用マス席」なんてのもあります。
2人用マス席は、マスの広さが同じなのに2人で使うので、ゆったりと相撲観戦できるし、2人分の料金で座席が取れるのがとても魅力的です(そのかわり数が少なくメッチャ人気。)
こんなふうに、1マス区切りで分けられているのがマス席なんですね。
相撲観戦のマス席の値段や種類は?
相撲観戦するうえで、マス席はとても魅力的な席ですが、マス席の中でもランクがあります。
例えば、両国国技館のマス席を見ると、
- マスA席:桝席の1~8列目
- マスB席:桝席の9~12列目
- マスC席:桝席の13~15列目
このようにいい席は土俵に近くなっていますが、マスC席くらいになると2階のイスA席と距離があまり変わりません。
そんなマス席の中にも、先ほど話に出た
- 「特別2人マス席」
- 「ファミリーシニアマス席」
- 「あの親方と記念撮影付マス席」
などもあります。
その場所限定のシートがあったりもします。
マス席の中には靴を脱いで入ることになりますが、お弁当を食べたりお酒を飲んだりしてもOKです。
写真撮影なども大丈夫です。
そのマス席の値段ですが、両国国技館では次のようになっています。
両国国技館のマス席の値段
席種 | 値段 | 人数 | |
1 階 |
マスA席 | 11,700円 (1人あたり) |
1~4人用 6人用 |
マスB席 | 10,600円 (1人あたり) |
1~6人用 | |
ファミリー/シニア マスB席 |
37,200円 (1マス当たり) |
6人まで | |
マスC席 | 9,500円 (1人あたり) |
1~4人用 6人用 |
|
親方と記念撮影付 4人マスC席 |
4人用 | ||
特別二人 マスC席 |
2人用 | ||
ファミリー/シニア マスC席 |
31,200円 (1マス当たり) |
6人まで |
*2017年時
4人用のマス席は1人で使っても構いません。
ただし、1マスの料金は取られるので、4人用だと4万円くらいは取られます。
4人用マス席を3人で取って、ゆったり見るなんてのもアリです。
これは両国国技館のマス席の話ですので、他のエディオンアリーナ(大阪府立体育館)やドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)、福岡国際センターはまた変わってきます。
ちなみに大阪場所のマス席で観戦してきたときの写真がこちらです。
こんなかんじで区切られています。
これはマスB席の様子ですが、他のマス席もこの広さは変わりません。
チケットの値段も、大阪と両国では同じところもあれば違うところもあります。
大阪場所のマスB席(横綱応援シート)ですが、このような値段でした。
こちらは両国国技館に行った時の写真です。
両国はさすがにマス席は取れませんでした。
見え方はこのような感じですね。
相撲の溜席ってどんな座席なの?
相撲の溜席(たまりせき)ってどんな座席なのか?
これは相撲を見ていると、真っ先に観客が見える場所が溜席です。
土俵が近く最前列で相撲観戦ができるので、とんでもなく迫力のある取組が見れることでしょう。
また、土俵と席の近さから、土俵の砂をかぶることもあり
このように呼ばれることもあります。
こんな土俵近くの場所で取組を見れたらなぁ~
って思いますが、溜席はチケットの数が少なく、またとてつもなく人気なので簡単に取れる席ではありません。
現実的に考えるのなら、マス席の方を選ぶことになるでしょう。
相撲観戦の溜席の値段は?
さて、その溜席ですが、実際に両国国技館の中を見てみましょう。
どうですか、この土俵と席の近さ!
あまりに近いので、場所によっては力士が降ってくることもあり危険な場所でもあります。
この溜席は1人用で14,800円となっています。(*2017年時)
また、溜席はマス席のような自由が少なくなり、飲食はダメで携帯電話や撮影も禁止になっています。小学生以下もダメです。
相撲の椅子席ってどんな座席なの?
そして最後にイス席についてです。
イス席は一人での相撲観戦も楽しめるほか、他の席に比べてチケットを取りやすいというのが良いですね。
また、両国国技館のイスA席のような場所ではミニテーブルがついているし、ふかふかのクッション席になっているので、相撲観戦もしやすくなっています。
イス席は主に2階席となっていますが、ここからでも十分雰囲気を味わうことはできるので、初めての人もおススメです。
ちなみに大阪場所のイス席の様子はこんな感じ。
大阪場所は両国などと比べると狭いので、椅子席でもわりと見やすい感じになると思います。
ちなみに両国はイス席のBをとりましたが、見え方はこんな感じ。
横綱土俵入り(白鵬)のようすです。
横綱土俵入り(稀勢の里)のようすです。
やはり椅子Bではちょっと遠いですね。
それでも雰囲気は十分伝わってくるので、初めての人でも場所を体感できるのでいいと思います。
相撲観戦の椅子席の値段は?
さて、その椅子席ですが、実際に両国国技館の中を見てみましょう。
ズラッと椅子がたくさん並んでいますね。
椅子席も飲食はOKだし写真撮影や携帯使用も大丈夫です。
その椅子席の値段ですが、両国国技館では次のようになっています。
両国国技館の椅子席の値段
席種 | 値段 | 人数 | |
2 階 |
イスA席 | 8,500円 | 1人用 |
イスB席 | 5,100円 | 1人用 | |
ファミリー/シニア イスB席 |
15,600円 (1組あたり) |
4人 | |
イスC席 | 3,800円 | 1人用 | |
自由席 | 2,200円 | 1人用 | |
小人 (4~15歳) |
200円 | 1人用 | |
通し券 (自由席) |
20,600円 | 1人用 |
*2017年時
この椅子席にも、マス席のようにランク付けがされていて、やはり前のほうが豪華な席となり価格も高くなります。
- イスA席:イス席の1~6列目
- イスB席:イス席の7~11列目
- イスC席:イス席の12~13列目
- 自由席:イス席14列目
より臨場感を感じたいのであれば、前の席を取りたいですね。
自由席は当日券のみで、場所によってその数は限られています。
また、通し券とは1場所15日間分をとおして観戦する際の券です。(国技館のみで販売)
これは両国国技館の座席になるので、この椅子席についても他の会場では座席の種類や値段が違います。
相撲は両国国技館以外にも各都市で開催されていますが、どこだかご存知ですか?
他の開催場所にも興味がある人は、こちらの
この記事でまとめているので、ぜひご覧になって下さい。
一日がどんな流れで進むのかもわかりますよ!
あとがき
相撲にはマス席や溜席(砂かぶり席)、椅子席など、それぞれどんな座席なのか。
また、値段はどうなっているのかなど、相撲観戦の座席についてまとめましたがいかがでしたか。
今回は主に両国国技館の座席についてまとめましたが、各会場で違うのでそれぞれ確認してください。
ここ数年で相撲界も人気のある時期があったり、無気力相撲で低迷したり、約20年ぶりの日本人横綱が誕生したりなどでチケットの取れやすさも大きく変わっています。
テレビ中継での相撲観戦も解説やリプレイがあって面白いものがありますが、やはり一度は現地で生の取組を見たいものです。
大相撲の雰囲気を直に味わうためにも、あなたも一度は体験されてみてはどうでしょうか。
他にも、相撲にはたくさんの魅力が詰まっています!
そんな大相撲の伝統作法や取組の見どころ、観戦の仕方などをこちらでまとめています。
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