相撲のチケットの値段や取り方、当日券についていろいろわからないことも多いのではないでしょうか?
相撲の本場所を観戦するためには、チケットがあらかじめ必要になります。
そのチケットの値段はいくらなのか気になりますよね。
また、チケットの取り方や当日券など、いろいろ知りたいことがあると思います。
実は、チケットの値段や入手方法も本場所のどこで開催されるかによっても若干変わってくるんですね。
今回は、そんな相撲観戦のチケットについてまとめました。
相撲チケットの値段はいくらなの?
相撲のチケットを取る際に気になるのが、その値段。
一体いくらくらいするのか気になりますよね。
相撲のチケットは「席」によってその値段が大きく変わってきますし、また、会場によっても席の種類も若干変わってきます。
また、稀に
- 赤ちゃん抱っこと撮影4人マスC席
- お楽しみ袋付き4人マスC席
このような限定シートが設けられたりなど、いろんな試みがあって楽しませてくれます。
その本場所で使われる会場は、
- 東京:両国国技館
- 大阪:エディオンアリーナ(大阪府立体育館)
- 愛知:ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
- 福岡:福岡国際センター
この4つの会場です。
例えば、東京の両国国技館ではどのような席とチケットの値段となっているのか?
例としてまとめたのが次のようになります。
両国国技館のチケットと値段
席種 | 値段 | 人数 | |
1 階 |
溜席 | 14,800円 (1人あたり) |
1人用 |
マスA席 | 11,700円 (1人あたり) |
1~4人用 6人用 |
|
マスB席 | 10,600円 (1人あたり) |
1~6人用 | |
ファミリー/シニア マスB席 |
37,200円 (1マス当たり) |
6人まで | |
マスC席 | 9,500円 (1人あたり) |
1~4人用 6人用 |
|
親方と記念撮影付 4人マスC席 |
4人用 | ||
特別二人 マスC席 |
2人用 | ||
ファミリー/シニア マスC席 |
31,200円 (1マス当たり) |
6人まで | |
2 階 |
イスA席 | 8,500円 | 1人用 |
イスB席 | 5,100円 | 1人用 | |
ファミリー/シニア イスB席 |
15,600円 (1組あたり) |
4人 | |
イスC席 | 3,800円 | 1人用 | |
自由席 | 2,200円 | 1人用 | |
小人 (4~15歳) |
200円 | 1人用 | |
通し券 (自由席) |
20,600円 | 1人用 |
*2017年東京5月場所の席種と料金を参考に作成。
値段は税込み価格です。
*通し券(自由席):1場所15日間の通し券(国技館窓口のみ販売)
だいたいはこのような感じでしょうか。
でも、ちょくちょく席種が変わったりしますし消費税が上がったりすると値上げも確実にされるでしょう。
一つの目安として見てもらえればと思います。
両国国技館の席によってどう違う?
このようにたくさんの席がありますが、当然座席によって見え方が違います。
基本的には高い値段のチケットのほうが、相撲観戦をより楽しめる席となっています。
では、それぞれどの位置なのかまとめますね。
国技館:1階席
- 溜席:最前列から6列目までの座布団席
- マスA席:桝席の1~8列目
- マスB席:桝席の9~12列目
- マスC席:桝席の13~15列目
桝席(マス席)というのは、1マスずつで区切られているので桝席といいます。
実際の両国国技館の中ではこんな感じです。
ぐる~っと見渡してもらうとわかりやすいと思いますが、最前列の座布団を引いてある場所が溜席ですね。
この場所は力士がよく突っ込んでくる場所でもあるので、非常に危険ですが臨場感は半端ないです。
その後ろにあるのがマス席ですね。
枠で一つ一つ区切られているのがわかります。
国技館:2階席
- イスA席:イス席の1~6列目
- イスB席:イス席の7~11列目
- イスC席:イス席の12~13列目
- 自由席:イス席14列目
二階のイス席はこのような感じです。
前から6列目までがイスA席になりますが、ふかふかのクッションになっていて、ミニテーブルがついているのが特徴です。
両国国技館はこのような席やチケットの値段になっていますが、他の会場ではキャパシティも違うので変わってきます。
私が行ったときはこの二階席イスB席から見たのですが、その時の写真がこんな感じ
二階でもそれなりに見えます。
でもやっぱり升席などに比べると迫力は落ちますね。
それぞれの会場の詳しい席やチケットの値段は、
こちらのサイトで確認ができます。
両国の席を例にして「溜席、マス席、椅子席」が、それぞれどんな席なのかをこちらのページでまとめています。
関連ページ席によって見やすさや決まりが全然変わってくるので、こちらもぜひ一緒にご覧になって下さい。
相撲チケットの予約の取り方は?
相撲のチケットの値段は席によって大きく変わってきますが、チケットの取り方も変わってきます。
コンビニで取れるチケットの席もあれば、先ほどのチケット大相撲という専用サイトでないと取れないチケットもあります。
そして、これも結構細かくなっていて、同じマス席でも6人用マス席は電話予約かチケット大相撲だけ取れて、チケットぴあなど他では販売がない席があったりします。
つまり、いろんなパターンがあるわけなんですね。
ただ、相撲のチケットの取り方は大きく分けて3つ。
- 旅行会社のツアーに申し込む。
- インターネットや電話で申し込む。
- 実際に並んで取る
この3つのパターンです。
では、それぞれどういったチケットの取り方なのか見ていきましょう。
1.相撲のチケット:旅行会社
大相撲観戦ツアーなど、旅行会社が企画を組んでツアーに参加するといったチケットの取り方です。
当然料金は普通にチケットをとるよりも高くなりますが、そのぶんオプションも結構ついてきます。
食事やお土産がついてきたり、パンフレット、交通費など色々込みの値段なので相撲観戦を満喫できることは間違いないでしょう。
プランによって自由時間なども設けられているので、他に観光もできたりする場合もあります。
2.相撲のチケット:インターネットや電話
主なチケットの取り方はこちらの方法が多くなると思います。
有名な「チケットぴあ」や、相撲専用サイトの「チケット大相撲」で取ることができます。
インターネットでの一般的なチケット購入先は次の4つです。
主な相撲チケットの購入先
*2018年時
これらのサイトが主なインターネットでの購入先となっています。
もちろん今後、増えたり減ったりする可能性はありますが、専用サイトの「チケット大相撲」を抑えておけば、だいたいは対応できると思います。
また、電話で予約をする際には、
チケット大相撲予約専用ダイヤル「0570-02-9310」
こちらに連絡することでチケットの申し込みができます。
相撲案内所を利用する
また、インターネットでも「相撲案内所(お茶屋)」というところでチケットの購入ができます。
ただ、ちょっと違う点があって、相撲案内所は独特のシステムをとっています。
相撲案内所では基本的にはマス席(4人用)のチケットを扱っています。
そこで購入すると、お弁当やお土産などのセットも注文することができるので、いろんなサービスをぜいたくに受けることができます。
すべての案内所がネット予約をしているわけではないですが、こういった場所があることも覚えておくといいのではないでしょうか。
3.相撲のチケット:並んで取る
チケットは実際に現地で並んで取る当日券と、コンビニなどに並んで予約する方法があります。
当日券については後で詳しくまとめますので、まずは、コンビニなどで並んでチケット予約する取り方を見ていきましょう。
コンビニでの販売場所は
- ローソンの「Loppi」
- セブンイレブンの「セブンチケット」
- ファミリーマートの「Famiポート」
ただしコンビニ販売ではすべての席をとることができず、会場にもよりますし席も限定的になることは注意しておきましょう。
こういったものを参考に考えてみてください。
これはチケット大相撲のサイトから見れます。
コンビニでチケットをとるポイント
インターネットで取る際もそうですが、相撲人気の過熱でチケットの入手は非常に困難な状況になっています。
だから、販売開始の日にちと時間を十分チェックしておきましょう。
基本的には、販売開始の日は「本場所が始まる約1ヶ月前」で「午前10時」からになります。
なので、午前10時までにコンビニの販売機の前にスタンバっておきましょう。
前に人がいるともうあきらめて、別の場所に行くぐらいの勢いが大切です。
チケット購入前には、第1希望の日から第10希望くらい日にちと席を決めておきましょう。
人気の席や千秋楽などは、次々無くなっていくのですぐに対応できるようにするためです。
どこでもいいのであれば、平日の人気の無いイス席の後方を選ぶと取りやすいと思います。
また、コンビニも人気の無い穴場的な場所をピックアップしておいて、余裕が持てるようにするといいと思います。
チケット大相撲の「最速先行抽選」
また、チケット大相撲のサイトでは「最速先行抽選」という受付も行っています。
これは本場所が始まる約2か月前に、抽選でチケットが取れるかもしれないといったサービスです。
まずはここで「当選したらラッキー」といった感じで、申し込みをされるといいと思います。
相撲チケットに当日券はあるの?
さて、予約するのも困難な相撲のチケットですが、当日券も販売されています。
当日券を購入する場合は、各会場の切符売り場に行かなくてはなりません。
東京の両国国技館であるなら、
こちらに行きましょう。
両国国技館正面入り口の右側にあるチケット販売窓口で、当日券の販売は8:00からになります。
同じように、大阪、愛知、福岡もすぐそばにある切符売り場で当日券が販売されています。
これもいずれも8:00からの販売となっています。
基本的にはこれよりも前の時間に整理券が配られ、販売時間になるまでは並んでおかないといけません。
ちなみに両国国技館の場合は、当日券が2階14列の自由イス席になります。
東西南北に各100席あるので、全400席というのが一つの目安となるでしょう。
相撲の開催場所やその順番など、1年の中でどこに回るかは決まっているのですが、それについて1日のスケジュールも含め、こちらのページで確認できます。
>>相撲の開催場所ってどこ?その順番や1日のスケジュールは?
あなたの近くの開催地はどこなのか、それはいつなのかを確認する意味でも、一度ご覧になっておいてくださいね。
当日券は朝何時に並ぶ?
さて、この当日券ですが、相撲人気が過熱している昨今では、
何時に並べばいいのか? というのは断言できません。
また、日にちによっても当然千秋楽は込みます。
1つの例で言うと、前日入りしてそこで寝袋などで一晩明かすといったツワモノもいるようです。
ツイッターなどの情報を定期的にチェックしたり、いろんな人のブログを見たりなどしてあなたなりに分析するしかありません。
ちなみに、2017年の大阪場所の初日では、稀勢の里が横綱昇進後初めての本場所ということで、当日券もかなりの人気になると思われていました。
用意されたのは215枚の当日券で、販売開始から約10分で完売したとのことです。
先頭に並んでいた人が「前日の午後7時から徹夜で並んでいた」という熱心ぶりなので、当日券は結構ハードルが高そうですね。
あとがき
相撲のチケットの値段はいくらなのか。
また、予約の取り方はどうすればいいのか、当日券はあるのかなど、相撲観戦に必要なチケットについてまとめましたがいかがでしたか。
ここまで過熱ぶりを見せている大相撲人気なので、チケットの入手は近年まれにみるほど非常に困難になっています。
ちなみに2017年の3月場所のチケットは、すべての日にちが1時間ほどで売り切れたようです。
だから複数人で見に行く場合は、
- 一人がチケット大相撲
- 一人がチケットぴあ
- 一人がコンビニ
などに分かれて、それぞれが取れる体制を作っておくのがいいのかもしれません。
また、お金に糸目をつけないのであれば、オークションでチケットをとるといった取り方もあります。(規制される方向に向かいそうですが。)
いずれにせよ、相撲のチケットをとるのは大変なのでしっかりと準備して当日に臨みましょう。
*今回のチケット情報は2017年1月場所時の話になります。今後大きな変更も考えられるので、各自でしっかり確認はとって下さいね。
他にも、相撲にはたくさんの魅力が詰まっています!
そんな大相撲の伝統作法や取組の見どころ、観戦の仕方などをこちらでまとめています。
関連ページより深く楽しむためにも、いろんな情報を手に入れてくださいネ!