相撲観戦するときには、
この場所は誰が優勝するのか?
これが一番の注目ですよね。
やっぱり優勝する力士には脚光が浴びせられますし、優勝争いに絡むと来場所の番付にも影響してきます。
そこでやっぱり気になるのは
相撲って優勝したらどのくらい賞金がもらえるのか?
ちょっといやらしい部分ですけど、気になるものは気になります。
そこで今回は相撲の優勝賞金と、その優勝回数が多い歴代力士についてまとめました。
相撲で優勝すると賞金はいくらくらい?
相撲の優勝賞金は1000万円!
下世話な話ですが、やっぱり気になるお相撲さんの優勝賞金。
きっと、たくさんのお金が入ってくるんだろうなあ。
そんな思いを抱きながら調べると、やっぱりとんでもない金額が・・・。
その優勝賞金は何と『1000万円!』
すごい額だということは想像してましたが、やっぱり優勝するということはすごいんですね。
優勝制度の移り変わりとは?
この優勝制度ができたのは、旧両国国技館が閉館した1909年(明治42年)の六月場所からなんですね。
その時は東西制で、
という形がとられていました。
その取組で勝ち星の多かった方に優勝旗が渡されていましたが、今のように個人の優勝という形ではなかったとされています。
それが今のように、個人優勝者を表彰するようになったのは、1926年(大正15年)からと言われています。
勝ち星が同じ場合は、番付が上のものが優勝でしたが、これが1947年(昭和22年)に優勝決定戦制度が加わりました。
相撲の優勝賞金以外の三賞とは?
あと、優勝以外でもその場所を盛り上げた功績として称えられる、三賞というものがありますね。
いわゆる
- 殊勲賞
- 敢闘賞
- 技能賞
といった賞です。
これらもそれぞれ選ばれることで、賞金200万円が与えられることになります。
ただ、一人で複数もらうときもあるし、該当者なしの場合もあります。
また、これは関脇以下の幕内力士に限られるので、横綱や大関は選ばれないんですね。
おそらくあなたもご存知の
「貴乃花(受賞当時:貴花田光司)」
この貴乃花は、1992年の前頭二枚目時代に三賞トリプル受賞されています。
1992年の前頭二枚目時代と言えば、あの千代の富士を引退にまで追い込んだのが1991年。
その次の年に、14勝1敗の成績で19歳5か月での幕内初優勝を果たしたときですよね。
これは史上最年少優勝記録として今も破られていません。(*2016年時)
だから、前頭でありながら優勝した上に、三賞トリプル受賞までしちゃったわけなんですね。
幕内以外の番付では?
先ほどの1000万円は幕内優勝の話です。
*幕内は横綱~前頭までのことですよ。
当然相撲は前頭よりも下の十両や幕下でも取組が行われています。
だから、そこでも優勝すると賞金がもらえますが、それぞれ優勝賞金は次のようになっています。
- 十両優勝:200万円
- 幕下優勝:50万円
- 三段目優勝:30万円
- 序二段優勝:20万円
- 序の口優勝:10万円
*2016年時
このように賞金が出ます。
相撲で優勝回数の多い力士は誰なの?
最強とも名高い超有名力士
相撲で優勝をすると、賞金は1000万円ももらえるというとんでもない世界ですが、その優勝を何度もしている回数が多い力士もたくさんいます。
何度も優勝するわけなので、もちろん超強い力士なんですが、いったい誰だかしりたいですよね。
実は、大昔とかの人ではなくて、2018年時点で現役の横綱である、
横綱 白鵬 翔
歴代の横綱の中でも一つ上を言っている優勝回数を誇っていて、その回数は何と
もちろん、この後も優勝回数を伸ばすであろうと言われていて、この記録はなかなか敗れるものではないと言われています。
これも2017年に優勝回数を歴代一位の40回という節目の勝利数まで伸ばしました。
横綱白鵬関の優勝履歴
そんな大横綱の白鵬ですが、初優勝を果たしたのが
ここから10年以上かけて40回の優勝を果たしています。
1年間で6場所あるので、優勝のチャンスは6回なわけです。
だから10年だとすると60回のチャンスがありますが、その中で40回も優勝しているというとんでもない記録だということがわかりますよね。
相撲の優勝歴代力士は?
白鵬の次に優勝が多かった力士
横綱白鵬関の強さがわかると、次はいったい誰が歴代優勝回数が多かったのか?
こんなふうに順番に気になるものだと思います。
この白鵬に続いて多い優勝回数を残したのが、
昭和46年の1月場所で32回目の優勝をされています。
そしてその次は、ご存知の方も多い、
平成2年11月場所に31回目の優勝をされています。
そしてそれに続くのは、これまたいろんな意味で有名になった、
平成22年1月場所で25回目の優勝をされています。
相撲の歴代優勝数トップ10
こうやって見てみると、横綱白鵬関の優勝回数のとんでもなさが目にうつりますよね。
しかもまだ現役(*2018年時)なので、まだまだ星を重ねていく勢いです。
そんな歴代優勝力士ですが、そのトップ10を表にしてまとめてみました。
四股名 | 優勝 回数 |
初優勝 | 最終優勝 |
白鵬翔 | 40回 | 2006年5月場所 14勝1敗(大関) |
現役 (2017年時) |
大鵬幸喜 | 32回 | 1960年11月場所 13勝2敗(関脇) |
1971年3月場所 14勝1敗(横綱) |
千代の富士貢 | 31回 | 1981年11月場所 14勝1敗(関脇) |
1990年11月場所 13勝2敗(横綱) |
朝青龍明徳 | 25回 | 2002年11月場所 14勝1敗(大関) |
2010年1月場所 13勝2敗(横綱) |
北の湖敏満 | 24回 | 1974年1月場所 14勝1敗(関脇) |
1984年5月場所 全勝(横綱) |
貴乃花光司 | 22回 | 1992年1月場所 14勝1敗(前頭二枚目) |
2001年5月場所 13勝2敗(横綱) |
輪島大士 | 14回 | 1972年5月場所 12勝3敗(関脇) |
1980年11月場所 14勝1敗(横綱) |
双葉山定次 | 12回 | 1936年夏場所 全勝(関脇) |
1943年夏場所 全勝(横綱) |
武蔵丸光洋 | 12回 | 1994年7月場所 全勝(大関) |
2002年9月場所 13勝2敗(横綱) |
曙太郎 | 11回 | 1992年5月場所 13勝2敗(関脇) |
2000年11月場所 14勝1敗(横綱) |
*2017年時 また、谷風梶之助の21回も記録にありますが、今回は昭和以降の記録としています。
歴代の横綱たちの優勝回数はこのようになっています。
そうそうたる力士たちばかりですね。
こうやって全体を見ると、優勝のラインは13勝2敗あたりでしょうか。
12勝3敗だともうギリギリですね。
今のように1場所で15日間の取組が行われる時代になってから、最も低い勝利数で優勝したのは、
これ以外では12勝3敗が最低ラインのようです。
あとがき
相撲で優勝すると賞金はいくらくらい入ってくるのか。
また、そんな優勝回数の多い歴代力士には、いったい誰がいるのかを見てきましたがいかがでしたか。
優勝賞金の高さからもわかるように、優勝するというのは至難の業ですよね。
でも、それを何度もしている歴代優勝回数の多い力士は、とてつもなくすごいわけです。
それにしても、白鵬の優勝回数の多さには驚かされますよね。
優勝するとその賞金もさることながら、給料面でもどんどん上がっていきます。
そんな力士の気になる給料事情もこちらでまとめてるので、一緒にご覧になって下さい。
関連ページ>>相撲番付の違いで給料はどう変わる?支給はどこから?
>>相撲の懸賞金の金額は1本いくら?税金は?
ホント番付の高い力士ってすごいんだなって思い知らされるくらい、いろんなところで収入があったりしますよ。