横綱の歴代最強は誰なのか?
相撲好きの中なら、一度はこんな話が出たのではないでしょうか。
横綱最強というのだから、やはりある程度の結果を残した力士の名前が上がると思います。
じゃあ、どの横綱がどんな成績を収めたのか?
そこで、今回は横綱の優勝回数トップ10や、これまでの日本人横綱、外国人横綱の成績とともに一覧をまとめてみました。
今までどんな横綱がいたのか、ここで一度おさらいしてみましょう。
横綱の歴代最強は誰?
横綱の歴代最強は誰なのか?
相撲が好きな人なら、
一度は考えたはあるであろうテーマだと思います。
そんな横綱の歴代最強を語るうえで、人それぞれによっていろんな意見がありますよね。
- あなたがひいきにしている横綱
- これまでに優勝回数の多い横綱
- 連勝記録を持つ横綱
- ここ一番で力を発揮した横綱
- 1場所で考えたときに強い横綱
- 怪我さえなかったら・・・。
- 時代が違ったら。
- 全盛期の強さ。
いろんな視点から歴代最強横綱の名前が上がりますよね。
そんな中で、名前がよく上がる横綱はある程度絞られてきます。
歴代最強に名前が挙がる横綱
第35代:双葉山定次
第44代:栃錦清隆
第48代:大鵬幸喜
第55代:北の湖敏満
第58代:千代の富士貢
第65代:貴乃花光司
第68代:朝青龍明徳
第69代:白鵬翔
もっと昔にさかのぼると、雷伝、谷風、太刀山といった横綱も名前が上がりますね。
連勝記録が69の横綱双葉山を最強に上げる人も多いです。
また、あまりにも強すぎて、負けたときに歓声が上がるほどだった横綱北の湖
また、優勝回数が2017年1月場所終了時点で37回という、横綱白鵬が歴代最強だという声もよく耳にします。(2017年に40回へ到達しました。)
- 朝青龍が不祥事で止めていなかったら・・・。
- 貴乃花が武双山戦で右ひざをケガしなかったら・・・
- やっぱり千代の富士が一番強い。
いろんな意見があって、それぞれの見方があります。
横綱の優勝回数ってどうなってるの?
そんな、強さを図るうえで一つの指標となるのが横綱の優勝回数。
では、どの横綱がどのくらい優勝を重ねているのか、そのトップ10を表にしてまとめて見ました
横綱の優勝回数トップ10
四股名 | 優勝 回数 |
初優勝 | 最終優勝 |
白鵬翔 | 40回 | 2006年5月場所 14勝1敗(大関) |
現役 (2017年時) |
大鵬幸喜 | 32回 | 1960年11月場所 13勝2敗(関脇) |
1971年3月場所 14勝1敗(横綱) |
千代の富士貢 | 31回 | 1981年11月場所 14勝1敗(関脇) |
1990年11月場所 13勝2敗(横綱) |
朝青龍明徳 | 25回 | 2002年11月場所 14勝1敗(大関) |
2010年1月場所 13勝2敗(横綱) |
北の湖敏満 | 24回 | 1974年1月場所 14勝1敗(関脇) |
1984年5月場所 全勝(横綱) |
貴乃花光司 | 22回 | 1992年1月場所 14勝1敗 (前頭二枚目) |
2001年5月場所 13勝2敗(横綱) |
輪島大士 | 14回 | 1972年5月場所 12勝3敗(関脇) |
1980年11月場所 14勝1敗(横綱) |
双葉山定次 | 12回 | 1936年夏場所 全勝(関脇) |
1943年夏場所 全勝(横綱) |
武蔵丸光洋 | 12回 | 1994年7月場所 全勝(大関) |
2002年9月場所 13勝2敗(横綱) |
曙太郎 | 11回 | 1992年5月場所 13勝2敗(関脇) |
2000年11月場所 14勝1敗(横綱) |
*2017年時
歴代の横綱たちの優勝回数はこのようになっています。
やっぱり優勝の数を重ねている力士は、歴代最強横綱と名前が挙がる力士が多いですね。
では、もう一つ強さのバロメーターになる「連勝記録」を見ていきましょう。
横綱の連勝記録
四股名 | 連勝数 |
双葉山定次 | 69 |
白鵬翔 | 63 |
千代の富士貢 | 53 |
大鵬幸喜 | 45 |
白鵬翔 | 43 |
双葉山定次 | 36 |
白鵬翔 | 36 |
朝青龍明徳 | 35 |
大鵬幸喜 | 34 |
白鵬翔 | 33 |
谷風梶之助の63連勝
梅ケ谷藤太郎の58連勝
太刀山峯右エ門の56連勝
なども記録としてあるようですが、今回は引き分け・預かり・休場などを挟まない昭和以降の記録としています。
双葉山の69連勝に白鵬が並びかけようと迫りましたが、それを阻止したのが、2017年に横綱に昇進した稀勢の里。
白鵬自身がその次に記録している43連勝の時も、稀勢の里が待ったをかけました。
日本人横綱や外国人横綱の一覧まとめ。
今でこそモンゴルやアメリカなど、外国人横綱も多く出始めていますが、以前は日本人横綱のみで取組が行われてました。
時代の流れとともに、その外国勢に勢いが止まらなくなってきていますが。その中で横綱となった日本人力士、外国人力士を一覧にしてまとめました。
今日までにどんな横綱が誕生しているのか、歴代横綱をさかのぼってみましょう。
代位 | 四股名 | 優勝回数 | 連勝記録 |
初代 | 明石志賀之助 | 不明 | 不明 |
2代 | 綾川五郎次 | 不明 | 不明 |
3代 | 丸山権太左衛門 | 不明 | 不明 |
4代 | 谷風梶之助 | 21 | 63 |
5代 | 小野川喜三郎 | 7 | 32 |
6代 | 阿武松緑之助 | 5 | 18 |
7代 | 稲妻雷五郎 | 10 | 33 |
8代 | 不知火諾右衛門 | 1 | 16 |
9代 | 秀ノ山雷五郎 | 6 | 30 |
10代 | 雲龍久吉 | 7 | 16 |
11代 | 不知火光右衛門 | 3 | 16 |
12代 | 陣幕久五郎 | 5 | 25 |
13代 | 鬼面山谷五郎 | 7 | 23 |
14代 | 境川浪右エ門 | 5 | 26 |
15代 | 梅ヶ谷藤太郎 (初代) | 9 | 58 |
16代 | 西ノ海嘉治郎 (初代) | 2 | 14 |
17代 | 小錦八十吉 (初代) | 7 | 39 |
18代 | 大砲万右エ門 | 2 | 20 |
19代 | 常陸山谷右エ門 | 7 | 32 |
20代 | 梅ヶ谷藤太郎 (2代) | 3 | 19 |
21代 | 若嶌權四郎 | 4 | 35 |
22代 | 太刀山峯右エ門 | 11 | 56 |
23代 | 大木戸森右エ門 | 10 | 28 |
24代 | 鳳谷五郎 | 2 | 14 |
25代 | 西ノ海嘉治郎 (2代) | 1 | 14 |
26代 | 大錦卯一郎 | 5 | 28 |
27代 | 栃木山守也 | 9 | 29 |
28代 | 大錦大五郎 | 6 | 11 |
29代 | 宮城山福松 | 6 | 15 |
30代 | 西ノ海嘉治郎 (3代) | 1 | 14 |
31代 | 常ノ花寛市 | 10 | 15 |
32代 | 玉錦三右エ門 | 9 | 27 |
33代 | 武藏山武 | 1 | 13 |
34代 | 男女ノ川登三 | 2 | 16 |
35代 | 双葉山定次 | 12 | 69 |
36代 | 羽黒山政司 | 7 | 32 |
37代 | 安藝ノ海節男 | 1 | 20 |
38代 | 照國萬藏 | 2 | 17 |
39代 | 前田山英五郎 | 1 | 13 |
40代 | 東富士欽壹 | 6 | 16 |
41代 | 千代の山雅信 | 6 | 16 |
42代 | 鏡里喜代治 | 4 | 17 |
43代 | 吉葉山潤之輔 | 1 | 15 |
44代 | 栃錦清隆 | 10 | 24 |
45代 | 若乃花幹士 (初代) | 10 | 24 |
46代 | 朝潮太郎 (3代) | 5 | 12 |
47代 | 柏戸剛 | 5 | 15 |
48代 | 大鵬幸喜 | 32 | 45 |
49代 | 栃ノ海晃嘉 | 3 | 17 |
50代 | 佐田の山晋松 | 6 | 25 |
51代 | 玉の海正洋 | 6 | 19 |
52代 | 北の富士勝昭 | 10 | 21 |
53代 | 琴櫻傑將 | 5 | 18 |
54代 | 輪島大士 | 14 | 27 |
55代 | 北の湖敏満 | 24 | 32 |
56代 | 若乃花幹士 (2代) | 4 | 26 |
57代 | 三重ノ海剛司 | 3 | 24 |
58代 | 千代の富士貢 | 31 | 53 |
59代 | 隆の里俊英 | 4 | 21 |
60代 | 双羽黒光司 | 0 | 13 |
61代 | 北勝海信芳 | 8 | 20 |
62代 | 大乃国康 | 2 | 19 |
63代 | 旭富士正也 | 4 | 24 |
64代 | 曙太郎 | 11 | 16 |
65代 | 貴乃花光司 | 22 | 30 |
66代 | 若乃花勝 | 5 | 14 |
67代 | 武蔵丸光洋 | 12 | 22 |
68代 | 朝青龍明徳 | 25 | 35 |
69代 | 白鵬翔 | 40 | 63 |
70代 | 日馬富士公平 | 8 | 32 |
71代 | 鶴竜力三郎 | 3 | 16 |
72代 | 稀勢の里寛 | 1 | 16 |
*2017年終了時
実は、江戸時代から数えても横綱は72人(2017年1月場所終了時)しかいないんですね。
それだけ横綱になるというのは簡単ではないという事。
2017年の3月場所から、横綱は4人時代に突入しました!
横綱白鵬、鶴竜、日馬富士、そして19年ぶりに誕生した日本人横綱の稀勢の里
また、そんな横綱が4人も同じ時代にいるというのも珍しいことで、この横綱4人時代は「曙、武蔵丸、貴乃花、若乃花の時代」にまでさかのぼることになるんですね。
あとがき
横綱の歴代最強は誰なのか。
また、その優勝回数や日本人と外国人横綱の一覧をまとめましたがいかがでしたか
ちなみに相撲と言えば『デーモン閣下』と言われるくらいの相撲通ですが、デーモン閣下はアメトークで歴代最強横綱を答えるとき、
このように答えています。
まあ、これらの数字だけがすべてじゃないし、横綱在位期間が短くても
- この時の横綱は敵なしだった!
- 強さはもちろん品格も備わっていた。
- この横綱が一番好きなんだ!
いろんな「あなただけの最強力士」がいますよね。
ちなみに私は、横綱貴乃花
まあ、それぞれ相撲を見てた時代もあると思いますが、こういう話は尽きませんね。
さて、この横綱の強さも気になりますが、給料面でどのくらいもらってるのかも気になりますよね。
こちらも非常に興味深くて面白いので、ぜひ一度読んでみてください。