横綱になれば給料は月給でどのくらいもらえるのか?
その年収や退職金がサラリーマンのようにあったりするのか、お金の話がいろいろ気になりますよね。
そもそも、相撲の世界は給料とかあるのかも気になるところだと思います。
最初に話をしておくと、実は力士は十両以上で月給が出ます。
その額は何と100万円以上(*2017年時)
それは番付が上がっていくごとに増えていきます。
相撲界の頂点に立つ横綱ともなると、その月給はとても多くなりますが、まずはその給料について見ていきましょう。
横綱の給料って月給いくら?
相撲の世界では十両以上になると、日本相撲協会から月給が支払われることになります。
その額の一覧は次のようになっています。
- 横綱:282万円
- 大関:235万円
- 関脇:169万円
- 小結:169万円
- 前頭:131万円
- 十両:104万円
これらはすべて2016年時になります。
十両より下の幕下はこのような月給は一切ないので、十両以上に昇進することが何より最初の難関になっています。
じゃあ一体、下位の番付の生活ってどうなってるのか、その収入面など気になりますよね。
横綱も含め、相撲の番付による給料の違いなどは ⇒【相撲番付の違いで給料はどう変わる?】こちらのページで確認できます。
実は、相撲の世界は恐ろしく待遇が違うことがわかるので、ぜひ読んでみてください。
横綱の年収ってどのくらい?
横綱の力士報奨金
月収で300万円近くももらっている横綱ですが、これだけでも年収が3000万円以上ありますよね。
でも実は、これ以外にもたくさんの収入があり、特に横綱ともなるとその総額はとてつもない額になります。
横綱に限らずですが、そんな力士の月給以外の大きな収入が
力士報奨金
これも横綱ともなると、多い力士で「1場所500万円」といったような、とんでもない額が入ることもあります。
年収で言うと6場所あるので、例えば「1場所500万円」だったとすると3000万円近く収入になります。
これも先ほどの【相撲番付の違いで給料はどう変わる?】こちらのページで確認できます。
これがとんでもなく大きい収入源なんです。
特に、2017年時現役の『横綱白鵬』の力士報奨金額はとんでもないことになっています。
これも具体的な数字とともに載せてるので、読んでみてください。
月給以外のボーナス(賞与)
相撲界でも月給以外にボーナス(賞与)も支給されます。
9月と12月に1ヵ月分の月給が賞与として支給されるので、年間で2ヵ月分の月給が上乗せされます。
*2016年時
これも大きな収入になりますね。
相撲の懸賞金
相撲には懸賞金がかけられる取組が多くあります。
テレビなどで相撲観戦してる人はご存知だと思いますが、取組前に
- 永谷園
- 高須クリニック
- タマホーム
- 三光丸
- ビスコ
などが書かれた「懸賞旗」を持って、土俵の周りを練り歩く姿を見たことはないでしょうか。
あれは、その会社が取組に懸賞金をかけている証なんですね。
関連ページ勝った力士が、取組終了時に行事から袋の束をバサッと持っていく姿を見たことがあると思います。
あれは一袋3万円(手取り分)入っており、これも大きな収入になります。
優勝賞金
横綱ともなるとやはり実力もトップなので、当然優勝争いに絡み優勝することも多いですよね。
この優勝ももちろんですが賞金が出ます。
年間6場所あるので、「平成16年11月場所~平成17年11月場所」までの7回連続優勝記録を持つ朝青竜は、この連続優勝で7000万円を手にしたことになります。
こればかりは優勝しないともらえませんが、横綱の実力ならば可能性は高くなりますね。
CMやTV出演などの広告料
横綱ともなるとその人気は絶大です。
そうなるとCMやTV出演など露出も多くなり、広告料や出演料も大きな収入源となります。
これらの他にも
- 「本場所特別手当」横綱:20万円
- 「出張手当」横綱 宿泊費:8000円 日当:3000円
- 「力士補助金」25000円
*2016年時
など、といった手当などがあります。
一般的な横綱の年収
これらの月給や力士報奨金、懸賞金を中心として、他の賞与や広告料などいろいろ合わせると、
こんな計算がされていますね。
これらも人気や実力によって大きく変わりますが、約4500万円くらいはあると考えていいと思います。
横綱に退職金ってあるの?
月収や年収など、横綱の主な収入源を含めて見てきましたが、横綱にも退職金といったものがあるのでしょうか?
横綱も含め力士の月給は、日本相撲協会から支給されているためサラリーマンのような扱いになっています。
なので、退職金も存在し、横綱になるとその額は1500万円と言われています。
これは「養老金」といった形で支給されるようですね。
これは「基本金」と「加算金」からなっており、番付の地位や勤めた場所数などであがっていきます。
退職金は、養老金1500万円から1場所ごとに50万円加算され、さらに特別功労金も加わっていく模様です。
他の番付で言うと
- 横綱:1500万円(50万円)
- 大関:1000万円(40万円)
- 関脇:763万円(25万円)
- 小結:763万円(25万円)
- 前頭:763万円(20万円)
- 十両:475万円(15万円)
*2018年時
このようになっているようです。
懸賞金の協会積立金
また、この退職金のほかに、
というのがあります。
先ほど横綱の年収の時に「懸賞金」についてのお話をしましたが、あれは手取りが3万円であって、懸賞金の中には引退後にもらえる積立金として回されているお金が入っています。
それが引退後ももらえる仕組みになっています。
当然これは横綱だけの特権ではなく、懸賞のかかった取り組みで勝った力士に支給されるお金です。
あとがき
横綱になると給料は月収でどのくらいもらえるのか。
また、年収はどのくらいで退職金などはあるのかといった、お金の話について見ていきましたがいかがでしたか。
横綱といっても、実はサラリーマンのような存在で会社から給料をもらっているような形だったのですね。
ただ、その額は取りようによって多いか少ないかは意見が分かれます。
単純な額だけ見て年収5000万円って聞くと、
すごい年収だな~。
ってうらやましく思ってしまいます。
でも、この横綱という地位とそれに見合った報酬かというと少ないと言われる意見も多いです。
なにせ、横綱になってしまうと日本中の視線や期待を浴びるわけで、取組で負け越すことなんてできません。
また、品格も求められ、問題を起こしたりすることは言うまでもなくダメで、模範となるような生活を送る必要があります。
朝青龍は横綱になりながらも問題を起こして引退しましたよね。
同じ部屋の力士の面倒も見てあげないといけないですし、出費も結構多いようです。
そして野球やサッカーなどのプロスポーツ選手に比べると、どうかという意見もありますし、そんなに長く続けられるものでもないのが相撲の世界です。
横綱になると降格はありません。
負け続けると引退あるのみです。
そんな厳しい相撲界の横綱を張っていくためには、このくらいの年収は少ないのかもしれませんね。
この横綱にはどうやったらなれるのか?
その厳しい条件を、⇒【横綱になる条件や人数は?】こちらで確認することができます。
ぜひ一度読んでみてください。