卒寿とは何歳のことでどういう意味があるの？お祝いやプレゼントは？

私たちは、ある年齢に達すると「長寿祝い」をいただくような年齢を迎える年があります。

一番有名なのは、何と言っても「還暦」ですね。

その他にも、

このような長寿を祝う節目の年齢があるのです。

今回は、この節目の年齢となる

　 卒寿（そつじゅ）

こちらがいったい何歳のことなのか？

また、その意味について触れていくとともに、お祝いの花や色、そしてお祝いに贈りたいプレゼントやメッセージなど、卒寿についていっしょに見ていきたいと思います。

卒寿（そつじゅ）とは何歳のことなの？

この卒寿（そつじゅ）とは何歳のことを言うのか？

まずは、その年齢を知っておかないとお祝いできませんね。

ただ、この９０歳というのは、本来は数え年で見るようになっています。

私たちがふだん使っている年齢の数え方は満年齢ですよね。

だから、それでかぞえると８９歳（満年齢）が卒寿という事になります。

今では、そのへんがあいまいになりつつあるようで、満年齢の９０歳でお祝いするケースも多いようです。

この卒寿の前の有名な長寿祝いは「米寿祝い」になります。

そして、この卒寿の次には「白寿」というお祝いもありますね。

卒寿ってどういう意味なの？

さて、卒寿は９０歳の節目の年齢のことを指しますが、どうして卒寿（そつじゅ）といわれるのでしょうか。

そこで、この漢字にあてられた「卒（そつ）」という字に注目してみましょう。

この卒という漢字の略字は

「卆」

このように書かれます。

これを２つにわけると、「九」と「十」ですよね。

だから、９０歳のお祝いのことを、この「卒」という漢字をあてて

と呼ぶようになったと言われています。

卒寿のお祝いの色は？

還暦のときには「赤いちゃんちゃんこ」を着てもらってお祝いすることが風習となっていますよね。

これにはきちんと意味があって、「赤」には

こんな意味があります。

６０歳は還暦ですが、同時に厄年でもあったりするので、その厄払いのためにも赤いちゃんちゃんこを用意しているとも考えられています。

厄年についてはこちらでまとめているので、よかったらご覧になってくださいね。

＞＞厄年の前厄、後厄、本厄っていったい何なの？一覧表で意外な事実も！

こんなふうに、お祝いの「色」にはきちんとした意味があるんですね。

そして、この卒寿でもお祝いの色があって、

この色が選ばれています。

昔は紫色は特別な色とされてきて、高貴な人、位が高い人しか身に着けられなかったのですね。

例えば、聖徳太子の定めた「冠位十二階」では、最高の位である「大徳・小徳」の冠も紫だったと言われています。（諸説あります。）

このように長寿への敬意から、紫色のものを贈るというようになっているのです。

一方の白色は、次の白寿や百寿の際のお祝いの色にもなっています。

白色は「神聖、祝福、健康」などのイメージカラーでもあり、百歳前後まで長生きすることに対する敬意の表れもあるのだと思います。

紫色なのか白色なのかは、その家の風習や地方などによっても若干違いがあるようなので、それに従って選んでもらえたらと思います。

卒寿にはどんなお祝いやプレゼントをするといいの？

卒寿を迎えたおじいちゃん、おばあちゃんには、いったいどんなプレゼントやお祝いの品が喜んでもらえるのか悩みますよね。

卒寿祝いのプレゼントには特に決まりはないと言われていますが、先ほどふれた「紫色 or 白色」をテーマに選ぶパターンがあって、これがわかりやすいと思います。

では、どんなプレゼントがあるのか？

いくつかピックアップしてみたので参考にしてくださいね。

卒寿祝いに喜ばれるプレゼント例

【ちゃんちゃんこ】

【ネームポエム 】

お花やちゃんちゃんこは定番で人気があるようです。

ネームポエムも結構選ばれている方は多いようですね。

卒寿のお祝いメッセージ

家族のおじいちゃんに米寿のお祝いメッセージを贈ったり、遠く離れた恩師に卒寿のお祝いのお手紙を出すとき、どんなふうに書けばいいのか迷いますよね。

基本的にはこのようなことが大切ですね。

あとこれに、何かエピソードのようなものも交えながら書けるとオリジナリティが出ますよね。

このあたりを抑えながら、相手のことを思い浮かべて書き始めると良いメッセージが作れると思いますよ。

いろんな文例を見てみたい方は、こちらを参考にアレンジしてくださいね。

＞＞還暦や古希、喜寿のお祝いメッセージ＆手紙の文例集！傘寿米寿白寿

あとがき

卒寿とは何歳なのか、またその意味やお祝いの色、そしてお祝いに贈りたいプレゼントやメッセージなど見てきましたがいかがでしたか。

９０歳という年齢まで来ると、さすがにすごいと思いますよね。

2015年には、日本の平均寿命は

こんな発表もされていて、女性はもう平均寿命が９０歳近いですよね。

女性の場合２人に１人が９０歳まで長生きして、１６人に１人は１００歳まで長生きする時代とまで言われています。

だから、あと何年かすればこの卒寿という節目の年齢も、当たり前のようになってくるのかもしれませんね。

この長寿のお祝いの節目は、他にも「傘寿」や「喜寿」などたくさんあります。

そんな節目についてはこちらのページでまとめているので、よかったらのぞいてみてくださいね。

＞＞長寿祝いの年齢って何歳なの？お祝いの色やプレゼントは？一覧