最近よく耳にする、
インフルエンザ脳症
このインフルエンザ脳症とは、いったいどのような症状のことを言うのでしょうか?
その症状や後遺症、そして大人と子供の発症の確率の違いなど、その原因も含めてまとめました。
インフルエンザ脳症の症状とは?
インフルエンザ脳症が発症すると、いくつかの症状がみられるといわれています。
その主な初期症状には、
- けいれん
- 意識障害
- 異常行動
この三つの異常がみられることが多いようです。
1.けいれん
体がブルブル震えるけいれんが10分以上続いたり、何度も繰り返すような症状が現れたりなどが起こる。
注意したいのは、このけいれんが起こった後の意識障害だということもガイドラインには書かれています。
2.意識障害
自分の名前とかが言えなかったり、呼びかけや痛みに対して全く反応がないなど、意識がもうろうとしているような状態も起こり得るため、しっかりと意識レベルは注意しないといけない症状です。
3.異常行動
暴れだしたり、目に見えないことを言い出したり、両親が分からないことやアニメキャラの名前を言ったりするなど、不明瞭な点が多い症状です。
主にこういった3つの症状が現れているようなら、危険信号だと感じ診察を受けたほうが良いと思います。
インフルエンザ脳症の後遺症とは?
インフルエンザ脳症で怖いのは、その後遺症もあります。
そして、インフルエンザ脳症によって最悪死亡するケースもあるので、先の症状が見えるようならば早く医師の診察を受けたほうが良いですね。
インフルエンザ脳症の後遺症には、身体障害が残るケースは少ないとされていますが、残った場合は四肢麻痺が多く残るようです。
精神障害では知能障害やてんかんなどが挙げられています。
ただ、その症状はさまざまで、軽度の者から重度のものまで人によって表れる後遺症も変わってくるようです。
今ではそのインフルエンザ脳症による死亡率も、後遺症が残る率も徐々に減ってきているといわれていますが、やはり早めに医師に見せることが何よりそれを防ぐ手立てとなります。
インフルエンザ脳症は大人でもなるの?
インフルエンザ脳症は主に五歳以下の子供がなりやすい症状として考えられていましたが、最近になって大人でも発症した人が死亡したということで、かなりの驚きがありました。
ですので、インフルエンザ脳症は子供だけではなく大人も注意する必要があります。
その症状も子供がかかる場合と同じで、痙攣や意識障害などの症状が起こった場合には気を付けなければいけません。
ただ、大人と子供を比べた場合では、やはり大人では症状が現れる確率は低いようです。
それはやはり、5歳以下の子供ではまだ免疫力が弱いことからインフルエンザが重症化しやすいことも一つの理由として挙げられています。
インフルエンザの重症化を避けるためには、子供も大人もインフルエンザの予防接種が一つの方法として期待されています。
インフルエンザの予防接種についてはこちらをご覧になって、その効果などを確認しておいてくださいね。
予防接種の効果について
あとがき
このインフルエンザ脳症の原因は、脳内にインフルエンザウイルスが入り込む訳ではなく、
だと考えられています。
また、解熱剤(アスピリン)の使用もこの原因の一つとして考えられています。
インフルエンザ脳症の症状が現れると非常に恐ろしいですが、子供を見守る両親がしっかりと注意して容体を確認してあげてください。
そして、こういった症状が現れたときにどういう対処をすればいいのか、事前に確認しておくと慌てないで対処できると思います。
また、子供を見守るあなたも、感染してインフルエンザにならないように十分注意してくださいね。
このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。
それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!
インフルエンザの予防接種の時期や効果の期間はどのくらいなのか。そして予防接種をしたのにかかるケースや副作用について。
そしてインフルエンザの特徴や潜伏期間をはじめ、A型とB型の症状の違いなど、感染経路や感染期間などもまとめました。
他にも流行時期やピークとともに予防方法の食べ物や湿度管理、グッズなども見ていきます。学校や会社を休むときの対処法や知っておきたい出勤停止期間などもあるので、一緒にチェックしていきましょう!