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インフルエンザ予防接種は妊婦に影響ある?妊娠初期や副作用は?時期

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ninpu_wakutinn

冬の季節になるとインフルエンザが怖い時期になりますが、いつもの状態であれば予防接種をされている方もたくさんいると思います。

しかしあなたが妊婦であった場合には、

「妊娠初期の不安定な時期は、赤ちゃんに影響があるんじゃ?」

と心配になりますよね。

また、副作用についても気になると思いますし、

「そもそも妊婦は予防接種をしても大丈夫なのか?」

といった疑問も浮かんでくると思います。

ここではインフルエンザの予防接種の妊婦への影響についてまとめてみました。

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インフルエンザ予防接種は妊婦に影響あるの?

インフルエンザの予防接種を受けて、母体や赤ちゃんに影響があるのか心配になりますよね。

では、妊娠中の予防接種は妊婦に影響があるのでしょうか?

これについては、厚生労働省や世界保健機構(WHO)からの報告があります。

海外の事例では、妊娠されている方が新型インフルエンザにり患した場合、重症化するリスクが高いという報告があり、WHO(世界保健機関)でも妊娠している方をワクチン接種の優先対象としていることなどから、日本でも妊娠されている方々を優先接種の対象としていますが、日本ではそのような重症化の事例は現在報告されていません。
(平成21年11月11日現在)(参考)

妊娠初期にインフルエンザワクチンの接種を受けたことにより流産や先天異常の発生リスクが高くなったという報告は現在のところありません。

予防接種における有益性と危険性を、ご自身の基礎疾患や出産予定日等を踏まえて主治医と相談した上で、接種の適否とその時期を決定するようにしてください。

また、新型インフルエンザワクチンは母乳を介してお子様に影響を与えることはないとされています。

出典:厚生労働省、妊娠・基礎疾患等をお持ちの方々へ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_ninpu.html

このような発表をうけて、医師も妊娠中の予防接種は可能だとして促されているようです。

また、妊娠中の予防接種において、母体や赤ちゃんへの影響についての研究報告もあります。

妊娠中は胎児を免疫学的に寛容するために、母体の免疫機能は低下傾向にあり易感染性です。

さらに、妊娠初期では悪阻による体力低下、中期以降は子宮の増大による他臓器への圧排所見の1つとして横隔膜の挙上による肺活量の低下、循環血漿量の増大による心への負荷が加わり、心肺機能の低下がみられます。

これらのことから、妊婦はインフルエンザ感染症に関しては感染しやすくさらに重症化しやすい身体状況にあると考えられ、積極的なワクチン接種が世界的に勧められております。

国立成育医療研究センターでは、妊娠中のワクチン接種による母体の免疫獲得能力、出産までの免疫持続力、赤ちゃんへの免疫移行に関し研究させていただいております。

前述のとおり母体の免疫機能は低下傾向にあり、ワクチンによる免疫獲得能力が妊娠していない時より低下することが心配されておりましたが、現在までの当院での研究の結果からは、不活化インフルエンザワクチンは妊娠中の免疫の変動に関係なく約90%が免疫を獲得することが可能で、全ての時期でワクチン接種は免疫獲得に有効であることが想定されました。

ワクチン接種後に獲得された免疫は少しずつ低下しますが、出産時にはまだ感染防御に十分とされる免疫力が残っており、さらに母体の免疫が胎盤を介して児へ移行することにより、出産した赤ちゃんも出生時に既に感染防御に十分な免疫を獲得していることが証明されました。

また、2002年の開設以来シーズンあたり150人前後の妊婦さんがワクチン接種を受けていますが、副反応、胎児への影響もみられておりません。

従って、妊娠中のインフルエンザワクチン接種は母子ともに有用なワクチン接種と考えられます(J Med Virol 2009, in press)。

本研究にご参加くださった方々に深く感謝申し上げます。

出典:国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/news/h1n1_med.html

このような報告をどう捉えるかは、最終的にはあなた次第になるのですが、予防接種を受けずインフルエンザにかかってしまった時のことも考えて、予防接種を受けるかどうか判断することも必要ですね。

まずは、かかりつけの医師に相談するといったことも大切なことだと思います。

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インフルエンザ予防接種は妊婦の妊娠初期では大丈夫?

先ほどの説明から、インフルエンザの予防接種は妊婦には影響は少ないといった報告がされているということがわかりましたが、妊娠初期の場合には医師は注意をするようです。

インフルエンザの予防接種は、妊娠初期では不安定なので妊娠から16週までは予防接種を避ける傾向にあります。

ただ、この時期に予防接種を受けて、ワクチン接種を受けた母親から生まれた650人の児において、大奇形、小奇形の発生率は増加しなかった、という報告も先ほどの国立成育医療研究センターの研究内容に含まれています。

この妊娠初期は、たとえ大丈夫と言われていても、不安定な状態では望ましくないという医師の判断もあるようなので、予防接種をする前に相談して決めることが大切だと思います。

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インフルエンザ予防接種は妊婦への副作用は?

インフルエンザの予防接種を受けることで、副作用(副反応)が見られることがあります。

それは妊婦にとっても例外ではなく、副作用は見られていますが、

「妊婦だから重大な副作用が出やすい、というわけではない。」

ですので、一般の方と大きな変わりはないということになります。

予防接種による副作用の詳細については別のページでもまとめているので、あわせてこちらもご覧になって下さい。

関連ページ

>>インフルエンザ予防接種の副作用で熱が出るの?腫れや吐き気は?下痢

 
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あとがき

このように、妊婦であっても予防接種による影響は少ないといった報告もあり、予防接種を受けている妊婦さんも多いようです。

また、妊娠中は体力、免疫力の低下から

「インフルエンザにかかりやすい時期」

とされていて、さらに重症化する可能性も高いといった見方がされています。

予防接種を受ける受けないは自由ですが、

  • 予防接種の影響を考えて受けないのか?
  • インフルエンザにかかった時の母体、赤ちゃんへの影響を考えて受けるのか?

妊娠がわかった時点で色んな方と相談して、あなたにとって適切な対策ができるように判断してくださいね。

 

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