結婚しようとお互いの意志が固まったら、お互いの両親に結婚の挨拶に行くのはとても大切なことですよね。
そのときに迷ってしまうのが、
結婚挨拶の手土産の渡し方
相手の両親に良い印象を持ってもらうためにも、失礼の無いように渡したいところですが、その渡し方にもいくつかポイントがあります。
今回は、この結婚挨拶の手土産の渡し方のポイントを中心に、
- 自然に渡せるタイミングは?
- 手土産にのしは必要なのか?
といったことも含め見ていきたいと思います。
結婚挨拶の手土産の渡し方は?
結婚が決まったら、お互いの両親に挨拶に伺うことは大切ですよね。
これからは家族としてお付き合いをしていく相手なわけですから、失礼の無いように基本的なマナーは抑えて挨拶したいところです。
その中の一つとして、
というのも大切になってきます。
その手土産の渡し方には大きくみて5つのポイントがあります。
- 自然なタイミングは?
- どんな言葉を添えて渡すのか?
- どこで渡すのか?
- 手土産にのしは必要なのか?
- 紙袋のまま渡すのか?
では、具体的にどういうことなのか、相手の両親の第一印象を良くする為にも身につけておきたいマナーなので、これらのポイントについて見ていきましょう。
結婚挨拶の手土産を渡す自然なタイミングは?
まず、相手の両親に挨拶に伺ったら、一番最初は
といったような挨拶を玄関先で軽くしますよね。
その後、家の中に通される流れになると思いますが、部屋に通されてから改めて挨拶をしますよね。
「△△さんとお付き合いさせていただいている○○と申します。本日はお忙しいところお時間を作っていただき、ありがとうございます。」
こんな感じでしょうか。
どんな言葉を添えて渡すのか?
さて、そのときどんな言葉を添えた渡し方がいいのか?
例えば、
- 「心ばかりですが」
- 「お気に召すとよろしいのですが」
- 「ほんの気持ちですが」
といったような言葉を添えて渡すのがいいですね。
また、相手の両親の好みを事前にリサーチして、それに合わせた手土産を選んだ場合は、
といったような言葉を添えるのもいいと思います。
昔は「つまらないものですが」というような言葉を添えての渡し方が一般的でしたが、最近はその意味がうまく伝わらず、「つまらないものなら持ってくるな。」といった捉え方もされるようです。ですので、この言葉を添えて渡すのは避けたほうがいいかもしれませんね。
どこで渡すのか?
結婚挨拶の手土産を渡すタイミングは、部屋に通されて挨拶してからが一般的ですが、
というパターンもあります。
遅い時間や急ぎの用事があるときなど、早めに失礼したいときには最初の挨拶の後にお渡しします。それ以外でも、「手土産の品物の内容」によって玄関先で渡したほうが良い場合があります。
また、相手の自宅ではなくレストランなどでお会いする場合には、最初の挨拶の後のタイミングで渡すのがいいと思います。
結婚挨拶の手土産にのしは必要なの?
結婚挨拶の手土産ですが、
失礼の無いようにのしを付けたほうがいいのか?
といった疑問が浮かぶと思います。
これについては、
というように考えられています。
まだ、結婚挨拶の段階なので、その手土産にのしはちょっと気が早いといった考えで付けないことが多くなっています。
地域によって多少の違いはあるようですが、もし必要な場合は
- 紅白の結びきりののし
- もし書くのであれば表書きは、上段に「御挨拶」下段に「あなたの姓」
といった形になるのが一般的ですね。
のし紙の水引は結びきりや蝶結びがありますが、
結び切り:一度結んだらほどけない。(結婚やお悔やみごとなど2度と繰り返さない物事など。)
蝶結び:ほどいて何度も結ぶことのできる。(出産など何度あっても良い祝い事など。)
こういった意味があるので、それぞれ使う場面が違うのですね。
もしのし紙を付けるなら、失礼の無いように「結びきり」を選んでお渡しするようにしましょう。
*一般的にはこれで大丈夫ですが、ただ、これも地域によって違うこともあるようです。
紙袋のまま渡すのか?
結婚挨拶の手土産は当然持ち運びのために紙袋などに入れると思いますが、そのまま渡すのはNGです。
手土産の渡し方として、まずは紙袋から取り出しましょう。
そして相手の親御さんに渡す前に、
- 正面を自分のほうに向けて置き手土産をチェックします。
- 時計まわりに90度まわす。
- さらに時計回りに90度まわして、相手に正面を向けて「両手で」差し出します。
表彰状を渡すような感じですね。
紙袋はもともと「ホコリ除け」の意味で使われているので、そのまま渡すのは「ホコリと一緒に渡す」ことにもなるので失礼にあたるといった考えです。
ですので、紙袋から手土産をきちんと取り出してから「両手で」丁寧に渡すようにしましょう。
風呂敷で持ってきたときも同じ考えです。
紙袋や風呂敷はきちんと持ち帰れるようにしましょう。間違っても挨拶の間にテーブルに置くなんてことは無いようにしてくださいね。
また、状況によっては紙袋をお渡しする場合もあります。
紙袋が無いと、相手の親御さんはそのまま持って帰らないといけなくなるので不便ですよね。
この場合は、着席し挨拶をしたあと、一度紙袋から手土産を出してお渡ししてから、相手がその手土産を納めるタイミングで、
「よかったらお使いください。」
といって差し出すようにするのが、流れとしても良いかなと思います。
あとがき
結婚挨拶の手土産の渡し方やタイミング、のしについてなど見てきましたがいかがでしたか?
それぞれの行動に意味があるので、そこを理解しながら挨拶をすると忘れることも少なくなると思います。何度かシミュレーションで事前にやったほうが身につきますね。
また、手土産はちょっとした話のネタにもなると思います。
相手の好きなものであったり、あなたの地元の名産品だったりすると、そこから会話にもって行きやすくなりますよね。そうすることで本題に入りやすくなったり、あなたの印象も良くなってくるかもしれません。
渡し方のマナーや決まりごとがあって緊張してしまうかもしれませんが、焦らず落ち着いていけば怖くないと思います。この手土産が、相手の親御さんとの距離を縮めれるようなキッカケになればいいですね。
このように、結婚の挨拶のときには気をつけておきたいことや、知っておきたいことが他にもたくさんあります。
あなたの結婚挨拶がうまく行くように、手土産や服装、挨拶の仕方などを他の記事でまとめているので、こちらもあわせてご覧になってくださいね。
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