唇の裏や舌、歯茎などに出来る口内炎。
ずっと放っておくと痛いのでなんとか早く治したいと思うのですが、色々ある治し方の中には、
イソジンを使った口内炎の治し方。
というのをよく目にします。
イソジンでうがいをしたり、その原液を患部に塗ったりする方法がピックアップされていますが、実際に効果があるのでしょうか?
今回は、
実際にわたしがイソジンを使ってどうだったのか?
ということをまとめ、レポートしたいと思います。
口内炎の治し方でイソジンはどうやって使うの?
イソジンはCMなどでもおなじみだと思いますが、その種類には、
- うがい薬
- 塗り薬
- スプレー薬
- 手洗い
といったように用途が分かれています。
それで、今回の口内炎の治し方なので使うのは
「うがい薬」
になります。
このうがい薬で口の中を殺菌・消毒しようというものですね。
イソジンは実際使うとわかりますが、子供でも使えるようにほんのりフルーツの香りがしたりするものもあり、うがいをしていて特別イヤな感じはしません。
ですが、このイソジンを使った口内炎の治し方にはちょっとしたコツがあって、
正しいうがいの仕方と使い方をしないと、効果が薄くなるかもしれない。
というのです。
では、その正しいうがいの仕方と使い方について理由も含め見ていきましょう。
イソジンでうがいするときのコツ
イソジンで効果的にうがいをしようとするときは、普通にうがいをするよりもコツがいくつかあります。
では、どのようにするのか見ていきましょう。
- 普通に水でうがいし、口の中の食べカスなどをざっと取り除く(歯磨きでもOK!)
- 口を閉じて口の中でブクブクとうがいをする。
- その後、喉の洗浄のためにガラガラうがいをする。
- 最後に水で同じようにうがいをする。
このようにすると全体にイソジンの効果が行き渡って、口内炎を治すことと予防にもつながります。
動画があるのでこれを見てもらう方がわかりやすいですね。
イソジンでうがいし終わった後、
水でゆすぐと効果が薄れるんじゃないか?
と思われる方もいると思いますが、イソジンのホームページでもこのことについて書かれていて、
と言うように書かれているので大丈夫です。
普通のうがいでガラガラとやっても喉のあたりをケアしているだけにしかなりませんが、ブクブクうがいだと唇の裏や歯茎、舌の裏などもまんべんなくイソジンが行き渡るようになります。
これを、
- 60mlの水にイソジンを2~4ml入れて薄める。
- 1日3回程度
- 1回あたり約15~20秒
この方法でうがいをしてもらうと大丈夫です。
*私の今もっているイソジンは50mlタイプなので計量カップはついていませんが、120mlタイプなどはついてきます。
イソジンの用法・用量にも書かれていることですが、正しい量と回数で効果的に口内炎対策をしていきましょう。
私の場合は、
1回目:朝起きて朝食をとって歯磨きした後。
2回目:昼食をとった後。
3回目:夕食をとって寝る前に歯磨きをした後。
というように、基本的には食後にうがいするようにしました。
うがいのタイミングは自由ですしもう少し回数を増やしてもいいと思いますが、あまり食事の直前はオススメできませんね。
口内炎にはイソジンでうがいすると効果があるの?
では、このイソジンを使ってうがいをすると口内炎に効果があるのでしょうか?
効果がなければ使っていてもあまり意味は無いと思いますが、まずは
どうして口内炎対策にイソジンを使うのか?
ということに触れるとわかりやすいと思います。
口内炎の原因の一つには、
といったことが考えられていて、口の中を清潔に保つことはとても重要なんですね。
そのために、イソジンのような殺菌消毒作用の期待できるうがい薬を使うことで、まずは口の中をキレイにするといった目的で使われます。
実は、このイソジンを使ったうがいによる口内炎の治し方は、NHKの「ためしてガッテン」と言う番組でも取り上げられていて、イソジンでうがいをする事によって、
- 口の中の細菌を10分の1くらいまで減らすことが期待できる。
- 効果は約3時間以上期待できる。
ということが紹介されていたんですね。
このことからも、口内炎の原因の一つとも考えられる細菌を減らすことに、イソジンはとても効果が期待できると考えられてます。
ただ、
実際に私も口内炎があるときに使いましたが、過度な期待は禁物で即効性はありません。
私の場合、若干いつもより治りは早く感じましたが、イソジンを使ったからといって1日2日で口内炎が収まるものでもないことは覚えておきましょう。
イソジンを使ったうがいでは、どちらかと言うと、
口内炎予防の面が大きい。
このように思います。
私の場合、イソジンのうがい薬を使っている間は口内炎が出来ることはあまりありませんでした。当然人によって違うし、ビタミン不足やストレスが原因だったら普通にできるかもしれないですが、何もしないよりは違うのかなと実感しました。
口内炎にイソジンを原液で塗るといった方法は大丈夫なの?
今回紹介しているのはイソジンうがい薬での口内炎の治し方ですが、
といった試みをされている人もいます。
ネット上では、「口内炎が早く治った。」などの声もありますが、直接塗っても大丈夫なの?という疑問はありますね。
やりたくないので実際に私はやっていませんが、原液を直接口内炎につけた時に刺激を感じる方もいるようです。やはりキチンと用法用量を守った使い方が一番なんじゃないでしょうか。
口内炎の治し方でイソジンを使ったうがいについて、私の体験談も交えレポートしてきましたが、原液を塗るようなリスクを犯さなくても口内炎パッチや塗り薬を併用して使う方が安全ですし効果的だと思います。(ただし条件あり。)
口内炎パッチや塗り薬については別のページで同じようにまとめているので、こちらも併せてご覧になってもらうと口内炎の治し方として参考になると思います。>>口内炎パッチの効果はどう?舌にも使える?食事の時は?値段はがれる
>>口内炎の市販の塗り薬でおすすめは?実際にケナログを使ってみた。
あとがき
口内炎対策や予防のためにイソジンでうがいをすることはとても良いと思います。風邪などが流行っている時にも一石二鳥ですしね。
ただ、イソジンにはヨードが使用されているため、使う場合にはいくつか注意しないこともあって、
- 甲状腺機能障害を持っている人
- ヨードアレルギーを引き起こしたことがある人
- 口内にひどいただれがある人
などの場合はイソジンを使うことが出来ません。
医師との相談で大丈夫になるかもしれませんが、勝手に判断して使うのはやめておきましょう。他にもイソジンを使う上での注意点があるので、これも用法用量をキチンと守って使うようにして下さいね。