乾燥肌の対策としてとても大切な、
「食べ物」
この食事をどのように摂るかということも、乾燥肌におおきく関わってくると考えられています。
体の内側に潤いを保つことができなくなって、肌が乾燥してしまうのですが、では、その乾燥肌の改善のために、どのような食事を取ればいいのでしょうか?
また、その逆に
というのもあります。
今回は、『食事で対策する乾燥肌』についてまとめました。
乾燥肌にいい食べ物は何があるの?
乾燥肌の時には体の内側からお肌に潤いを取り戻すために、食事の面から体質改善していこうというアプローチがあります。
とはいっても、何でもかんでも食べればいいものではありませんし、偏った食事をしていると、必要な栄養素を体に摂ることもできません。
では、乾燥肌対策にはどんな食べ物がいいのでしょうか?
乾燥肌対策として積極的に摂取したい栄養素はいくつもありますが、そこで特に中心に考えたいのが
「ビタミン類」
また、ビタミン類でも
「ビタミンA」
これは、肌に潤いをもたらすために欠かすことはできません。
また、血行不良による代謝異常も乾燥肌の原因になる可能性があるので、鉄分も意識したい成分なんですね。
そんな「ビタミンAや鉄分」を多く含む食べ物としては次のようなものです。
- 鶏レバー
- うなぎ
- 人参
- ニラ
- モロヘイヤ
- ほうれんそう
- かぼちゃ
- クリーム(乳脂肪)
- 卵黄
- 無塩バター
- いわし
- 煮干し
- 干しえび
- 豚レバー
- 鶏レバー
- 卵黄
- あおのり(素干し)
- ほしひじき
- きな粉
- パセリ
- ほうれんそう
- モロヘイヤ
もちろんこれだけではバランスの良い食事とはいえないですが、こういった食べ物を食卓に入れて、他の食べ物とも組み合わせることでバランスの良い食事が取れるようになると思います。
特に鶏レバーや緑黄色野菜系、魚介類を中心にメニューを組むといいと思います。
そして、この中にある「うなぎ」も意外とバランスが良くて、こちらの記事を読んでいただくと面白いと思います。
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- ビタミンA:1500μg [たまごの約6倍で、1日分の摂取量がまかなえる。]
- ビタミンB1:0.75mg [牛乳の25倍で、1日分の摂取量がまかなえる。]
- ビタミンB2:0.74mg [牛乳の5倍で、1日の半分の摂取量がまかなえる。]
- ビタミンE:4.9mg [さばの2倍で、1日の半分の摂取量がまかなえる。]
他にも、
ビタミンD、ビタミンB6、ビタミンB12など。
- カルシウム:150mg[牛乳の1.5倍で、1日分の1/4の摂取量がまかなえる。]
- 鉄分:0.8mg[鉄分は少なめ、1日分の1/10の摂取量がまかなえる。]
- 亜鉛:2.7mg[牛乳の9倍で、1日分の摂取量がまかなえる。]
DHA(ドコサヘキサエン酸):1332mg
EPA(エイコサペンタエン酸):742mg
血中のコレステロール値を抑制する働きがある。
夏バテ解消のためにはうなぎと呼ばれる理由もよくわかります。
ただしこれも食べ過ぎはいけません。
「バランスよく」
ですね。
手足など体にかゆみがあるような乾燥肌の場合には、こちらを参考にしてもらうと役に立つと思います。
乾燥肌のために食事で改善を行うためには?
乾燥肌のために、食事の場面でどのようなことに気をつけながら改善してくのか?
このように、「こんな食べ物が乾燥肌にいいですよ!」というような紹介をされているところは多いと思いますが、実際には今の生活習慣における食べ物を今すぐ変えるというのは難しいことだと思います。
ですので、まずは、
これについて考えを変えていけないかもしれません。
乾燥肌の深刻度によっても、
「別に今すぐ変えなくてもいいや。」
という具合になると思います。
ですので、今すぐあなたの食事をガラっと変えるのではなく、今ある食事のメニューに一品添えるだけでいいと思います。
主菜になる部分は変え難いので、まずは副菜の部分で
- ほうれん草のおひたし
- 大豆とひじきのきんぴら
- かぼちゃと人参の煮物
など一品加えたりするだけでもいいと思います。
まずは小さな部分からでもいいので、少しずつ意識することが大切だと思いますよ。
そして、これらのようにビタミンや鉄分を考えた食事をいくらがんばって摂っても、それらを無にしてしまうかもしれないのが、次の「避けたい食べ物」です。
乾燥肌対策として好ましくない避けたい食べ物とは?
乾燥肌対策の食事として、上で挙げたような食べ物はビタミンや鉄分などが豊富なので、体の内側から潤っていくために必要だとされるものですが、逆に
というのも少なからずあります。
- 添加物の多い食品
- インスタント食品
- ジャンクフード
- 糖質の多い清涼飲料水
- カフェイン、アルコール類
- 冷たい食べ物と飲み物
主にあげられるのはこのようなものです。
炭水化物や脂質の多いインスタント食品やジャンクフードを始めとする
添加物の多い食品
こういった物の食べ過ぎは、新陳代謝の低下を招く可能性があったり、カフェインやアルコール類、冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎは血行不良を招く恐れがあります。
つまり、肌のターンオーバーの乱れを引き起こし乾燥を招く危険性があるということにつながります。
もしあなたがこれらの食べ物を好み長く食べ続けているようであれば、その乾燥肌はこれらの食べ物から来ているものによるかもしれません。
あとがき
乾燥肌対策として、内側からの潤いを取り戻すために食べ物を意識することは必要なことだと思います。
しかし、今すぐこれらの食事に変えていくというのも難しい話だと思います。
まずは少しずつでも変える意識を持って、
- 「あなたが本当に乾燥肌対策をしたいのかどうか?」
- 「本当に乾燥肌を改善させる意志があるのか?」
これらを高めていかなければ、結局は自分のお肌のことなので放っておいても良くなりません。
そして、この食事による乾燥肌対策は「体の内側」からの対策ですが、化粧品やクリームなどで出来る「外側からの乾燥肌対策」ということを合わせてすると、より効果的です。
その「外側からの乾燥肌対策の方法」はこちらでまとめているので、是非合わせてごらんになってください。
こういった食事面も含めて、乾燥肌対策を通じて普段の生活習慣を改める機会にもしてもらえたらと思います。
そして冬場は乾燥肌についての悩みが非常に大きくなりますよね。
そんな乾燥肌には室温や湿度管理が非常に大切になりますが、その対策のための加湿器や暖房器具、そして乾燥肌対策などたくさんの記事をまとめています。
スキンケアはもちろん、暖房器具や加湿器の面からもいろんなアプローチができると思うので、ぜひ参考にしてください!