まず、トイレが詰まったら
トイレのつまりの直し方の前に、その原因を確認しておきましょう。
ここで確認したいのは、
- 異物を流してトイレが詰まったのか?
- 普通に用を足しただけなのにトイレが詰まったのか?
という事ですね。
異物を流した時は「その異物が何なのか?」によっても、その後のトイレの直し方に影響します。
もし、何を流したのかわからないときは業者に連絡するのが一番無難です。
私も「○○を流してしまったけど直し方はどうしたらいいですか?」と聞かれてもハッキリ言って現場にいないのでわかりません。
無責任に「ラバーカップ(スッポン)でバコバコやったら大丈夫です。」とも言えません。
一緒に流した異物がオムツだったりすると、水を流したりスッポンを使ったりすると悪化する可能性も高いですし、すぐ業者に連絡しましょう。
でも、
普通にトイレで用を済ませて流したらトイレが詰まってしまった!
というようにトイレットペーパーが詰まることもよくあります。
その場合はいくらか対処法もあるので、今回は主に
トイレットペーパーが詰まった時の対処法
こちらについて見ていきたいと思います。
トイレのつまりの直し方はどうすればいいのか。
ラバーカップなどの道具なしでもできる方法や、お湯と重曹とお酢(クエン酸)で溶かす方法についてまとめました。
トイレつまりの直し方とは?
もう一度確認ですが、ここからはトイレットペーパーが詰まった時の直し方になります。
異物をトイレに流して厳しいと思ったら業者に連絡してくださいね。
では、まずトイレが詰まってしまったら、落ち着いて今は何時か確認しましょう。
もし深夜の場合はラバーカップを用意できないかもしれないので、いくつか対策法を考えます。
もしまだお店が開いているのなら、ラバーカップを買う準備をしましょう。
ラバーカップを使ってトイレのつまりを直すのが、一番手っ取り早いし確実です。
そのラバーカップですが、だいたいはホームセンターとかスーパーの掃除道具のコーナーとか、100均でも販売しているところはあります。
ちょっとよくわからない人はこちらのページを読んでみてください。
関連ページ>>ラバーカップはコンビニや100均ダイソーで売ってる?値段や売り場は?
こういうトイレのつまりが起こるときって、だいたい決まって夜の遅い時間とかだったりするんですよね。
そんな時にラバーカップが家にないと買いに行くこともできませんし、
一日トイレをせずに我慢するのか!?
というのも難しいですよね。
そこでトイレットペーパーが詰まったと確実に分かっているときには、その原因を素早く取り除くことでトイレを直すことができます。
そこでできる方法が、
- お湯を使う
- お湯・重曹・お酢(クエン酸)を使う。
- ラバーカップの代用を使う
この3つのトイレの直し方です。
では、順番にどういう方法なのか見ていきましょう。
お湯を使ったトイレのつまりの直し方
まずはお湯を用意しましょう。
この時は熱湯だと便器が割れてしまうこともあるようなので、40~50℃くらいの温度のお湯を用意します。
この時トイレの中の水は少ない方が水圧をかけやすいので、たまっている水は切ったペットボトルなどをバケツ代わりにして取り除いておきたいところです。
トイレの水がほとんどなくなったら、お湯を高いところから流して水圧をかけて水の流れを作るという事ですね。
水が勢いよく流れるように、できればヤカンなどを使って排水口めがけて流していくといいでしょう。
そしてこれを2~3回繰り返して、その後30分~1時間ほど放置しておきましょう。
その後水位が下がっていたら、トイレットペーパーをちょっとだけ入れて流してみてください。
これで流れていけば大丈夫だと思います。
トイレつまりの直し方でお湯や重曹で溶かす方法
トイレのつまりを重曹とお酢(クエン酸)を使って直す方法です。
まずはこちらもできるだけ中の水をとっておいてください。
そして用意してほしいのが、
- 重曹50ml(計量カップ1/4)
- お酢(クエン酸)100ml(計量カップ1/2)
- お湯200ml(1カップで40~50℃)
この順番で便器に入れていきましょう。
そして30分~1時間くらい放置してください。
重曹とお酢(クエン酸)を混ぜることで二酸化炭素の泡(炭酸)が発生し、これでトイレットペーパーや便などをバラけさせていくという方法です。
出来れば先ほどのお湯を流す方法も、この重曹とお酢を入れた後でヤカンでお湯を流すことをおススメします。
その後水位が下がっていたら、少しずつお湯を流して流れるか確認してみましょう。
しっかり流れることが確認できたら、トイレットペーパーをちょっとだけ入れて流してみてください。
これで流れていけば大丈夫だと思います。
お湯や重曹を使ってトイレつまりを直す注意点
このようにお湯や重曹などを使ってトイレのつまりを直そうとする方法ですが、異物で硬いものを流してしまった場合は逆効果になることがあります。
引っかかって詰まりの原因となっているものが水などで溶けないものなら、奥に追いやってしまうだけになる可能性があるからです。
そうなるとトイレのつまりが解消されないばかりか、配管の奥にまで入り込んで余計な修理を増やすことになる可能性があるからです。
このようにお湯や重曹を使ったつまりの取り方は、あくまでトイレットペーパーのつまりに対してです。
許容範囲の中でも、ティッシュやトイレに流せるウェットシートのような物だけです。
これらは時間がかかるけど、ふやけて最終的にはほどけていくものだからですね。
ラバーカップの代用を使ったトイレのつまりの直し方
ラバーカップがない時にお湯や重曹、クエン酸を使って水圧をかけたり、詰まった紙を溶かしたりする方法を見てもらいました。
もし、ラバーカップがあるのならここは読み飛ばしてもらって良いのですが、もしラバーカップがないとき。
そのラバーカップの代わりになるようなものをすぐに用意できないの?
というところで一つの提案として、
ラバーカップの代用を使う
という方法があります。
最初に言っておきますが、かなり不確実で効果が見られないこともあります。
ですので、あまり過剰な期待はせずに見てもらいたいのですが、まずはこちらの動画をご覧ください。
ラバーカップの代用でのトイレのつまりの直し方
掃除機のパイプ
カーテンのポール
靴下
ガムテープ
これらを使ってトイレのつまりを解消させている動画です。
理論的にはできますし、本当に軽いトイレのつまりの解消には使えると思います。
ただ、この後で見てもらうラバーカップの使い方では「引っ張るときに力を入れる」という事とは逆に、こちらは「詰まりの原因を押し込んでいる」方法です。
だから異物を流してしまった場合は止めておきましょう。
こちらはあくまで参考程度で、
- 夜中にラバーカップを売ってる店も開いていない。
- それまで普通にトイレは使えてたけど、たまたまトイレットペーパーをたくさん流してしまった。
- とにかく今夜中にトイレを直しておかないといけない。
本当にこういう時の緊急的な対応だと考えて、参考にしてください。
トイレつまりの直し方でラバーカップを使う方法
トイレのつまりの直し方は、ラバーカップを使う方法が一般的です。
先ほどのトイレットペーパーのつまりも、ラバーカップがあれば比較的早く解消される可能性もあるので、家にあるなら使った方がいいと思います。
では、そのラバーカップの使い方ですが、
普通にバコバコやっていたらいいんじゃないの?
と思っている人も多いと思います。
でも、実際にその使い方にはいくつか注意点があるんですね。
ではその使い方についての動画があるので、それを見ながら説明していきましょう。
ラバーカップの使い方
ラバーカップの使い方のポイントは、
ということです。
つまりを押し出すのではなくて引っ張り上げるのですね。
その時に汚水が飛び散って周りが汚れやすいのですが、そこで大きめのゴミ袋を用意しましょう。
ゴミ袋の真ん中に穴をあけて、ラバーカップを通してから便器にかぶせるようにして作業すると飛び散りにくいです。
ラバーカップを使う時は、真空状態を作り出して引っ張り出す際に異物を取り除いていく感覚です。
だから動画の最初には水を入れていますが、ラバーカップが埋まるくらいに水を張っていないと真空状態にならないからです。
ラバーカップの種類
ラバーカップにも種類があって、洋式トイレ用のものは先っぽが出っ張ったような形になっています。
こういうラバーカップですね。
そしてもう一つ私たちがよくイメージするラバーカップは先が出っ張っていないお椀状になったものです。
これはお風呂とか洗面の排水溝のつまりをとるのにつかわれるタイプなので、洋式トイレには上のようなタイプのものを使いましょう。
あとがき
トイレのつまりの直し方はどうすればいいのか。
また道具なしでもできるお湯や重曹、クエン酸を使ってトイレットペーパーなどのつまりを溶かす方法についてまとめましたがいかがでしたか。
トイレのつまりの直し方は、ラバーカップがあればいいのですがなかなか準備できていない家も多いと思います。
そんなときの応急的な方法も含め紹介しました。
ただ、何度も繰り返しになりますが、固形の異物を流して詰まった時は業者に連絡した方が安心です。
無理にやってしまって、余計に作業を増やしてしまうようなことは避けてくださいね。
では、トイレのつまりを直すのに業者を呼んだら、いったいどのくらいの金額がかかるのでしょうか?
ある程度の修理費用の参考になると思うので、こちらも読んでみてください。