日本人のおよそ8割がたは、定期的にお風呂に入る習慣があるようで、お風呂に入らないで何日も過ごすのは少ないようです。
ただ、お風呂に入らない人も、一度入ったらサッパリして気持ちいいことは変わらない人が多いようですね。
それにもかかわらず入らないのは、
こんな理由が多いですが、一方で病気の可能性も否定できないようです。
では、何日もお風呂に入らないでいるとどうなるのか。
ちょっと心配な面もありますよね。
そこで今回は、
お風呂に入らないことで心配なデメリットや、お風呂に入ることで期待できる効果。
また、髪が抜けたり臭いがしたり、病気の心配があったりなど入浴しないことに関することをまとめました。
風呂に入らないで寝るとどうなる?
どんなに汗をかいていても、どんなに臭っていても、どんなに家族から言われてもお風呂に入らない人っていますよね。
そして、疲れたからと言ってそのまま寝てしまう。
そんな男性が多いようですし、女性でもお風呂に入らず寝てしまう方は増えてきているようです。
では、お風呂に入らないで寝るとどうなるのか?
何か健康上で問題になるのか?
いろいろ心配なことがありますよね。
でも、そもそもお風呂に入らない人からすれば、
めんどくさいのになぜお風呂に入らないといけないのか?
お風呂に入らない側の言い分もありますよね。
そこでまずは、お風呂に入らないことで起こるデメリットをまとめてみます。
お風呂に入らないデメリット
- 体臭がきつくなる
- 社会的信用を無くす
- 体中がかゆくなる
- 疲れが取れにくい
- 髪の毛が抜けやすくなる
- 感染症など病気にかかる
他にも細かいことを上げればたくさんあると思いますが、主だった所はこのようなことが言われていますね。
お風呂に入らないことでどうなるかというと、主に体の面で様々な影響が出ることが多いようです。
お風呂に入らないと体臭がきつい
お風呂に入らないとどうなるのか、まず一番最初に思い浮かぶのは、体臭がきつくなる事だと思います。
夏場などは特に汗をよくかきますし、その汗を流さないでいると臭いがすごくきつくなりますよね。
汗を流さず寝てしまったりすると、なぜ臭いがきつくなるのか。
私たちの体からは汗が出ますが、また皮脂腺からも余分な皮脂が出ます。
夕方になると顔がちょっとベタっとしたりしますが、皮脂が表面に出てきているわけですね。
これら皮脂や汗は皮膚表面にいる雑菌の餌となります。
その雑菌が皮脂や汗を分解するときに臭いとなって発生するのです。
ちょっと嫌な言い方ですが、
こんなイメージだと思ってくれれば、わかりやすいのではないでしょうか。
また、脇の臭いがスゴク臭ったりしていないですか?
実はお風呂に入っていなくてワキガの臭いが激しくなっていたなんてこともあります。
そんなワキガの臭いについてはこちらで詳しくまとめてます。
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お風呂に入らないと社会的信用を無くす
これは体臭からの派生した問題点ですが、体臭のキツイ人が好かれるなんてめったなことですよね。
ほとんどは臭い人に近寄らなかったり迷惑がったりなど、嫌いになることが多いです。
また、ビジネスマンなど他社の信用を大切にする取引などで、身だしなみや体臭がきちんと管理できていない事は社会人としての信用を低下させます。
同じ社内でも嫌われると業務に支障が生まれますし、管理能力を疑われてしまうかもしれません。
お風呂に入らないと体中がかゆくなる
お風呂に入らないと体中に様々な菌やホコリ、塵などの異物や、カオダニなども増えすぎると皮膚に悪影響があると言われています。
そのような異物が皮膚に触れたままの状態になると、それが刺激となってかゆみとなることが言われていますね。
お風呂に入ると期待できる3つの効果
実は、お風呂に入るということ自体に体力を使います。
だから疲れているのにお風呂に入ってまた疲れるなんていやだし、めんどくさいからそのまま寝る。
お風呂に入らない人は、たいていこんな理由の人が多いです。
しかし、お風呂に入ることで体の疲れを癒す3つの作用があり、それぞれに体へのプラスの効果が期待されているのですね。
その3つの作用が、
- 温熱作用
- 水圧作用
- 浮力作用
お風呂に入ることで、この3つの作用がどのようにして働くのか見ていきましょう。
温熱作用
お風呂に入ることで体は温まるので血管が広がり汗をかいたり、血の流れがよくなることで筋肉の緊張がほぐれ、疲労回復やコリを改善効果が期待できるようです。
また、自律神経を働かせることで調整機能を鍛える、整える効果も期待できるようですね。
そしてお風呂でリラックスすることで副交感神経が優位になり、そのまま入眠もしやすくなるというメリットもあるようです。
水圧作用
お風呂につかることで水圧がかかり、血液の流れを促す効果が生まれます。
これにより心肺機能を上げ新陳代謝をの促進作用が期待できます。
ただ水圧がかかり負担になるなら、半身浴程度の湯量がいいようです。
浮力作用
お風呂に入ることで水による浮力が生まれます。
そうすることで筋肉や関節の負担が軽減されて、全身のリラックス効果につながります。
お風呂に入ることで体をキレイにする目的もありますが、こうやって
疲れを癒すために入るお風呂
ということも目的に加えると、お風呂の重要性というのが感じられると思います。
風呂に入らないと髪が抜けたり臭いも気になる?
お風呂に入らないで寝ると、
髪の毛が抜けやすくなったり、頭皮の臭いがすごくなる。
このように感じる人も多いのではないでしょうか。
何日もお風呂に入らずに髪も洗わないでいると、髪の毛や頭皮はどうなるのか気になりますが、頭を洗わないと皮脂でべたべたしてきますよね。
特に夕方頃になってくると、顔とかもテカリ始めてくる人は多いと思いますが、それが頭皮でも起こっています。
このたまった皮脂をあまりにも長期間洗わないままだと、皮脂が過剰になることで「脂漏性脱毛症」の可能性が出てくるようです。
皮脂を餌にする雑菌が増えすぎると肌を刺激し、そうなるとその皮脂が毛根に詰まったり、皮脂は雑菌の餌になるので、臭いがきつくなったりフケやかゆみの原因にもなります。
また炎症を起こすことがあって、それが毛穴の奥まで炎症してしまうと髪はやせ細って抜け落ちていくようです。
これを「脂漏性脱毛症」といい、お風呂に入って髪の毛を洗わない日が続くと、髪の毛も抜けてハゲてしまうかもしれないんですね。
また、髪もですがお風呂に入らないとワキなど汗が出るところの臭いも激しくなっていることが多いです。
そしてそんな人に限って、自分の臭いがわからなかったりするんです!
お風呂で毎日髪を洗う必要性は?
ただ、シャンプーも毎日しないと抜け毛や頭皮の臭いが気になるのか、と言えばそうでもないようです。
反対にシャンプーをしすぎることで物理的な頭皮の刺激となったり、頭皮や毛根を傷める原因にもつながるようですね。
また、頻繁にシャンプーして皮脂がない状態となると、頭皮は乾燥を防ぐため過剰に皮脂を分泌してしまうことになり、かえってフケやかゆみの原因にもなる可能性があります。
そしてすすぎが不十分だと、毛穴に皮脂が汚れが詰まって髪の成長を妨げる可能性もあるようです。
だから、1日2日程度は洗わなくても大丈夫と言われています。
極端なことがダメだということですね。
夜にお風呂に入って髪を洗うのがベスト
お風呂に入ってから寝る方がいいとはよく言われますが、先ほど紹介した
疲れを癒す目的で入るお風呂
一日の疲れを癒したり、血行を促進させるなどの効果があるため体にも好影響をもたらしてくれますよね。
ただ、お風呂で熱すぎるお湯に入ったりすると、リラックスできず交感神経が優位になるため寝れなかったりすることも多くなります。
「お風呂に入ると疲れる」と感じるのは、お湯が熱いのかもしれません。
夜にお風呂に入ることでスムーズな入眠によって、質の良い睡眠をとりやすくなりますね。
また、睡眠中は成長ホルモンの分泌を促し、私たちの体は疲れを癒すために働いてくれます。
でも、頭皮が皮脂でベタベタだったりすると「髪が育ちにくい環境」のままで癒す体制に入るので、新しい髪の毛が育ちにくくなり抜け毛やハゲの原因にもつながるようです。
また、逆に朝シャンをしている人は、
- シャンプーのすすぎ残し
- 不十分な洗い
- 皮脂による紫外線の防御ができない
こういった恐れがあるため、あまり髪の毛には優しくないようで、やはり夜の一回だけしっかりと洗うというのがいいようですね。
風呂に入らないと病気になったりするの?
お風呂に入ることで疲れを癒してくれたり、体臭を防いだり、髪の毛を育ちやすい環境に整えたりなど、様々な効果があるとわかりました。
ただ、そのお風呂に入らないことで、病気にまで発展するようなことはあるのでしょうか。
お風呂に入るということは体についたホコリや塵のほかに、雑菌やウイルスというのも付着する可能性があります。
だから、お風呂に入らないままずっと過ごしていると、何かしらのキッカケでウイルスが鼻やのどの粘膜に付着して病気になる可能性はあるようです。
また、花粉の時期は、頭の上に花粉がたくさん乗っている場合もあります。
そのままお風呂に入らないで寝てしまうと、花粉はベットの上にたくさん落ちて寝ているときに花粉まみれのところで寝ることになりますよね。
花粉症の人はもちろんですが、そうでない人も十分花粉症にかかるリスクを負ってしまうのでこれもよくありませんよね。
お風呂に入らないのは病気のせい?
また、お風呂に入るのがとにかく面倒だったり、時間がかかったり、逆にストレスになったりなど、お風呂にいい思いを抱いていない人もいます。
ただ、単純にめんどくさいからお風呂に入らないというのではなくて、病気のせいでお風呂に入れないというケースもあるようです。
そんなお風呂に入るのが苦痛になる病気に、
- うつ
- ADHD
- 統合失調症
こういった病気があるようです。
お風呂以外でも、何か行動を起こすのにやる気が出なかったり、物事の切り替えがうまくできなかったりなどある場合は、こういった病気が疑われるかもしれません。
あとがき
お風呂に入らないで寝るとどうなるのか。
お風呂に入らないことで心配なデメリットや、お風呂に入ることで期待できる効果。
また、髪が抜けたり臭いがしたり、病気の心配があったりなど入浴しないことに関することをまとめましたがいかがでしたか。
お風呂に入る人から見ると、
- どうしてこの人はお風呂に入ることもできないんだろう。
- こんなに汗でベタベタなのに気持ち悪くないの?
- 他人からクサイとか思われてもいいの?
などいろいろと思ってしまいますが、お風呂に入ることで気持ちよくスッキリすることよりも、メンドクサイと感じることの方が勝ってしまう人が多いようですね。
そんなお風呂に入って、疲れてしまうから嫌だという意見もチラホラ見られました。
では、どうしてお風呂に入ると疲れてしまうのか?
そんなお風呂での疲れやのぼせについて別の記事でまとめてみました。
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