体温が高い人の特徴の一つに「筋肉量の多さ」が必要だと言われますね。
筋肉は熱を発生させる割合が多いので筋肉が多いと基礎代謝も大きく、その分体温も高くなると考えられてます。
ただ、体温が高いと病気の可能性があったりして、何かおかしいことになってるんじゃないかって心配になりますよね。
そこで今回は、
体温が高い人の特徴や男性女性の違い。
そして体温が高いことでの病気の心配や、癌などに対する免疫力など、体温が高い人と低い人でどんな違いがあるかまとめました。
体温が高いのはいいことなのか、心配なことなのかを知るために見ていきましょう。
体温が高い人の特徴や男性と女性の違いは?
体温は一般的に36.6~37.2℃が平均とも言われていますが、ここ最近の体温は低下している傾向にあるようで、およそ0.5~0.7℃ほどは低下していると言われています。
ですので、体温も36.0℃を少し超えるくらいが平均とも言われています。
私も体温が低く、いつも35.8~36.2℃くらいを行ったり来たりしています。
でも、やはり体温が高い人もいて、36.5℃を超える体温が平熱という方もいますよね。
では、そんな体温が高い人はどんな特徴があるのでしょうか。
まず、体温が高い人に言われるのが
筋肉が多いと、その分筋肉がエネルギーを使いその時に熱が発生します。
筋肉は人の中でも熱を発生させる割合が多いので、基礎代謝も大きく何もしていなくてもカロリーを消費していきます。
だから体も太りにくく、引き締まった体つきの人は体温も高い傾向にあるようですね。
ただ、年齢によっても体温の違いはあり、赤ちゃんは体温は37℃前後と高い値を示しています。
ですので、37.5℃を超えるくらいになると微熱と判断されることが多いようです。
そして、高齢者になるにつれて平熱は35℃台へと下がっていきますが、これは更年期障害による自律神経の乱れや、加齢に伴う筋肉量の低下、栄養不足なども考えられるようです。
体温が高くなる女性の高温期
体温が高い原因の一つに、女性特有の高温期があります。
定期的に体温が高くなる時期があり、1~2週間体温が高いという女性は、高温期の可能性が高いと思います。
女性の場合は生理周期の中で低温期と高温期に分かれるため、この差が0.3~0.5℃くらいになります。
女性の場合はひと月でホルモンバランスが変化するので、それに伴って体温の変化もしやすくなるので、自分の周期というものを知っておくとわかりやすくなると思います。
体温の低い男性女性が急増
また、男性と女性で体つきはだいぶ違いますよね。
男性の方が筋肉量が多く女性の方が少ないため、女性の方が体温は若干低めに思いますが、あまり大きな差はないようです。
ただ、体温の低い男性女性がここ何十年かでどんどん増えています。
その原因には様々な理由が考えられますが、大きな問題として、
- 運動不足
- 食生活の乱れ
- ストレス
こういった生活習慣の乱れが体温を低下させる原因とも言われています。
また、いろいろと私たちの生活も便利になり、エアコンで温度も快適に保つことができ汗をかいたりすることも減っていますよね。
熱中症対策にはとても有効ですが、自律神経失調症を招いてしまうような原因にもなると言われています。
関連ページ>>体温調節できないのは病気や自律神経の障害?状態を改善するには?
体温が低くなってしまうと、免疫力の低下について言われることも多く、病気の心配も浮かび上がってきます。
体温が高い人の病気の心配は?
体温が高い人は、病気の心配がありますよね。
風邪などを引いた時には37.0℃を超えてしんどく感じますし、インフルエンザなどでは40℃を超える場合もあります。
ただ、これも自分の平熱と比べて1℃以上も急激に上がるようだと、何か病気にかかっているかもしれないと疑った方がよさそうですね。
平熱35.8℃の人が37.0℃になるのと、平熱36.6℃の人が37.0℃になるのでは幅が全く違います。
ただ、朝の寝起きで測る体温よりも、日中で夕方ごろに測る体温ではおよそ0.2~0.3℃ほどは高くなるようです。
一日の中でも体温の変動があるのですね。
だから、体温が高いことに加えて体の調子もおかしい場合は、病気の心配もあるので病院に行って診察してもらう事も必要かもしれません。
体温が高くなる自律神経失調症とは?
ストレスなどが主な原因となって、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまい、うまく体温調節ができなくなることがあります。
その状態を自律神経失調症と言いますが、これは人によって症状が様々で、体温が高い時もあれば低いときもあったりいろいろのようです。
夏になると体が暑いけど、冬になると体が冷えて体温も下がってしまう。
こんな風に体温調節がうまくできない人も増えているようで、この原因には自律神経失調症のほかに甲状腺の病気などが言われることがあります。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される「甲状腺機能亢進症」では、体温が高くなったままのことがあるようですね。
私もこの病気にかかりまして、
- ちょっとしたことで汗をかく
- すぐに息切れをしていた
- いくら食べても体重が増えない、痩せていく。
こんな状態でした。
ただ、体温がずっと高いといったことはなかったですね。
人それぞれで症状が違うのかもしれませんが、体温が高いまま続く病気の一つとして考えておくといいのかもしれません。
体温が高いことの癌への免疫力とは?
風邪などを引いて体温が高くなるには理由があって、体温が1℃高くなると免疫力は
- 体温が1℃下がるだけで、体の免疫能力は37%も落ちる
- 体温が1℃上がるだけで、体の免疫能力は5~6倍になる
ですので、体温を上げて体に侵入したウイルスと戦っているということなんですね。
だから体温が高い人は免疫力が高いので、風邪やインフルエンザにはかかりにくい体質ということが言えるでしょう。
また、死にも至る可能性がある「癌」ですが、これも体温が高い人の方が起こりにくいと言われています。
このほかにも体温が高いとどんなメリットがあるのか。
ウイルスに対する耐性でも十分なメリットのようにも思いますが、このほかにもさまざまなところで体に影響があると言われています。
- 基礎代謝が上がり太りにくい。
- 血行がよくなり血液量が増え冷え性の予防になる。
- 骨そしょう症になりにくい
- 腸のぜん動運動が活発になり、便秘や大腸がんの予防になる
- 脳の血行がよくなり記憶力低下や認知症の予防になる
このようなことが言われています。
こういった病気に対しての耐性が、体温が高いと有利に働くことがあるので、普段から体温が低い人は体温を上げるような取り組みをしていきたいわけなんですね。
じゃあ、普段の日常生活の中で体温を高める改善方法にはどんなことがあるのか。
体温を上げるための生活習慣の改善
生活習慣の中に体温が低くなっている原因があることも多いので、普段の生活習慣を見直すことも大切になってきます。
特にその中でも大切だと言われているのが、
- 食生活
- 睡眠
- 運動
この3つは特に私たちの活動において関係性が深いものばかりです。
しっかりとした食事を最近取れていない人も多いんじゃないでしょうか。
レトルトやコンビニなどに頼って、脂肪や油ものばかりの食事やお菓子類やジャンクフードなど欧米型の食事は問題になっています。
偏った食生活のいけませんし、偏った食事量というのもしんどいですね。
睡眠不足による影響
また、睡眠にも大きな影響があって、寝不足は体の回復にも大きく影響します。
寝不足になっている原因に、スマホやゲームなども取り上げられてますし、それによって夜更かししてしまうことも多いですよね。
そんな睡眠不足の改善方法について、別の記事でも詳しくまとめています。
関連ページ>>睡眠不足解消の方法とは?食べ物や飲み物は?レシピグッズツボ吐き気
食べ物や飲み物、また少しの昼寝の効果などもまとめているので読んでみてください。
運動による体温調節への影響
後は運動も筋肉の発達のためには必要ですよね。
今回のようにストレスを抱えている時こそ、運動がいいと言われています。
運動を取り入れると自律神経の「交感神経と副交感神経の切り替え」が強制的に行われるので、自律神経を鍛えるといった意味でも有効だと考えられているのですね。
だから運動をすることで、自律神経の乱れを正常な状態に戻すようにトレーニングすることにもなるわけです。
運動することで体温調節も鍛えられるし、汗腺の活動にもつながります。
汗をかく器官の汗腺が衰えていると、うまく汗を出せず熱がこもったりすることがあります。
そうなると熱の放出がうまくできなくて、熱中症にかかりやすくなったりすることもあります。
また、汗腺の衰えは体臭にも影響があると考えられているため、運動することは体の様々な部分に好影響があるわけです。
ただ、そうはいっても息が切れるくらいの運動ではなく、ウォーキングやジョギング、筋トレなどでそこまで苦痛でないくらいの負荷でするのがいいと思います。
あまりキツイと長続きしないので、習慣化できるくらいの負荷で続けてやることが大切だと思います。
あとがき
体温が高い人の特徴や男性女性の違い。
そして体温が高いことでの病気の心配や、癌などに対する免疫力など、体温が高い人と低い人でどんな違いがあるか見てきましたがいかがでしたか。
体温が35℃台で低いと、風邪をひきやすかったり太りやすかったりなど、ちょっといいことがなさそうに感じてしまいますよね。
そんな体温ですが、あまり低いといろんな体の問題が出ることが指摘されています。
特にいつも34~35℃台の人は注意が必要かもしれません。
その体温の低い状態でのリスクについて別の記事でまとめています。
関連ページ>>体温の正常値ってどのくらい?35度や34度の時のリスクとは?平熱平均
自分の体温がいつも低いと感じる人は、一度読んでみてください。
特に冬場は暖房をつけたり加湿したりする必要がありますよね。
でも、どの暖房器具や加湿器がいいのか?冷え対策はどうしたらいいのかわからないことも多いと思います。
そんな「冬場のお悩み」について書いた記事をこちらでまとめています。
たくさん参考になることがあると思うので、ぜひご覧になってください!