四字熟語

画竜点睛の意味や語源とは?その使い方や例文、類義語は?

2017年12月13日

画竜点睛

私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な

「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」

それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。

あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。

そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、

画竜点睛(がりょうてんせい)

この言葉の意味をご存知でしょうか?

 

うさぎさんが珍しく料理を作ってくれるなんてうれしいね。何を作ってくれるんだい?

 

今日は味噌汁だよ。じゃあ作るね。

 

ん、あれ?

 

どうしたんだい、慌てて。

 

最後に入れる味噌がない・・・。

 

画竜点睛を欠くとはこのことだね。

「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、この「画竜点睛」という言葉の意味についてまとめました。

また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!

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画竜点睛の意味とは?

画竜点睛とは、

  • 仕上げに最も重要なところに手を加えて、絵や文章など全体を生き生きさせること
  • 最後の重要な仕上げ

このような意味があります。

それぞれの漢字に分けてみてみると

画竜:絵の中の竜
点睛:瞳を書き入れる

点睛の「点」は、入れる・点ずる
点睛の「睛」は、瞳

 

という意味になっています。

ここでよく間違えやすいのが、

画竜点晴

睛を「晴」と書いてしまうこと。

意味が全く違ってしまうので、書き間違いに注意してくださいね。

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画竜点睛の語源

先ほどの意味にもあったように、

画竜:竜の絵
点睛:瞳を点ずる

これは中国六朝時代の画家であった張僧ヨウ(ちょうそうよう)が、安楽寺の壁に竜の絵を4匹かきました。

でも、その竜には瞳が書かれておらず、それを不思議に思った人々が尋ねると、「瞳を入れると竜が飛び去ってしまうから入れていない」と答えました。

人々はだれも信用せず、「本当かどうか瞳を書いてくれ」と無理強いし瞳を書かせたところ、本当に竜は壁を突き破って天に昇ってしまいました。

瞳を入れていない竜は、今でもそのまま残っていると言われています。

 

画竜点睛の使い方や例文は?

さて、この画竜点睛という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。

画竜点睛という言葉の使い方は、

  • 「画竜点睛を欠く」といった使われ方が非常に多い。
  • 重要なことが抜けているときによく使われる。

こういったシーンで使いたい言葉です。

では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。

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画竜点睛を使った例文は

  • 誕生日パーティでケーキがないなんて、画竜点睛を欠いているとしか言いようがない。
  • ある漫画家は瞳以外をアシスタントに書かせ、自分はまさに画竜点睛ともいうべき、瞳だけを書き入れてキャラを完成させている。
  • 見た目もよく華やかで、出されるスピードも早く、しかも値段が安いのに、肝心の味が不味く画竜点睛を欠いた料理だった。

 

このような感じでしょうか。

重要な部分、またそれを欠いている様子が分かりますね。

 

画竜点睛の類義語は?

さて、この「画竜点睛」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。

点睛開眼

一方で「画竜点睛を欠く」の類義語には

仏作って魂いれず:見た目はしっかりできているが中身が伴っていないこと
九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく):事が成し遂げられるときに手を抜いてしまい失敗すること

こういった言葉が挙げられますね。

 

あとがき

画竜点睛とはどんな意味があるのか。

その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。

さて、まとめとして画竜点睛を簡単にまとめますね。

意味

仕上げに最も重要なところに手を加えて、絵や文章など全体を生き生きさせること
最後の重要な仕上げ

類義語

点睛開眼

一方で「画竜点睛を欠く」の類義語には

仏作って魂いれず:見た目はしっかりできているが中身が伴っていないこと
九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく):事が成し遂げられるときに手を抜いてしまい失敗すること

使い方・例文

誕生日パーティでケーキがないなんて、画竜点睛を欠いているとしか言いようがない。

 

今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。

 

こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。

普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。

そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。

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>>「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」まとめ

 

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