私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
口は災いの元(くちはわざわいのもと)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
昨日、街中でネコさんを見かけたんだけど、何もないところで急にこけたんだよ。
そうなの。
しかも、一度じゃなくて何度もこけるし、そのうち服がビリビリになっててすごいことになってたね。
まさか、あんなにドジだったなんて思わなかったよ。
・・・。
・・・、フン!
あー、ごめんよ~。別に悪気があったわけじゃ・・・。
口は災いの元だね・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「口は災いの元」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
口は災いの元の意味や語源とは?
口は災いの元とは、
このような意味を持つ教えです。
この言葉は『古今事文類集・後集』に
「口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬るの刀なり」
つまりこれは、
という意味ですね。
元はここから来ているので、
口は禍いの門(くちはわざわいのかど)
とも言います。
口は災いの元の使い方や例文は?
さて、この口は災いの元という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
口は災いの元という言葉の使い方は、
- 余計なことを口走ってトラブルになったとき
- 自分へ戒めのように使うこともある。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
口は災いの元を使った例文は
- 口は災いの元とはよく言ったもので、嫁に痩せろと言ったらダイエットに付き合わさせられた。
- ささいなケンカで言い合いになり、彼女に平手打ちを食らった。口は災いの元だ。
- 口は災いの元というか、内緒にしていたサプライズをうっかり話してしまい、準備したことがすべてパァーになってしまった。
このような感じでしょうか。
実際に、言わなくてもいいことを言ったりして、後で後悔することってよくありますよね。
口は災いの元の類義語は?
さて、この「口は災いの元」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
雉も鳴かずば撃たれまい
口は善悪の門
沈黙は金、雄弁は銀
物言えば唇寒し秋の風
他にもたくさん似たような言葉がありますね。
あとがき
口は災いの元とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして口は災いの元を簡単にまとめますね。
意味不用意に余計なことをしゃべってしまうと、それが災難のもとになる
類義語雉も鳴かずば撃たれまい
口は善悪の門
沈黙は金、雄弁は銀
物言えば唇寒し秋の風
口は災いの元とはよく言ったもので、嫁に痩せろと言ったらダイエットに付き合わさせられた。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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