私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
これ、今度こそちゃんとやっといてよ!
わかったよ・・・、大丈夫やっておくよ。
まったくもう。僕はこれから他の人のチェックに行くから。
ふぅ、やっと行ったよ。ちょっと休憩してお菓子食べよう。鬼の居ぬ間に洗濯だね。
うまうま・・・。
・・・、誰が鬼だって?
うっ、いやあ、アハハ。まだ居たんだね・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「鬼の居ぬ間に洗濯」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
鬼の居ぬ間に洗濯の意味とは?
鬼の居ぬ間に洗濯とは、
このような意味があります。
それぞれ分けて見てみると、
鬼:怖い人、気を使う人
居ぬ間:留守の間
洗濯:心を落ち着かせる、安らかにする。
このような意味があります。
鬼の居ぬ間に洗濯の語源
ここで鬼の居ぬ間に洗濯の「洗濯」というところに引っかかることがあると思います。
べつに、洗濯じゃなくても掃除、料理、遊ぶなどでもいいような感じがしますが、ここでいう洗濯は、衣服の洗濯ではありません。
この洗濯は「命の洗濯」を表しています。
汚れた心を洗い清めて気持ちを安らかにする、のんびりするという意味や例えを言っているのですね。
鬼の居ぬ間に洗濯の使い方や例文は?
さて、この鬼の居ぬ間に洗濯という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
鬼の居ぬ間に洗濯という言葉の使い方は、
- 会社の上司、鬼嫁など気を使う人がいない時にゆっくりする。
- そんな状況を例えて言う場合。
- ~がいないからゆっくりできる、鬼の居ぬ間に洗濯だ。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
鬼の居ぬ間に洗濯を使った例文は
- 怖い嫁が旅行でいないから、鬼の居ぬ間に洗濯でゆっくり寝れるよ。
- 鬼の居ぬ間に洗濯とばかりに、社長が出張した日は社員がサボり始めた。
- お母さんが買い物に出かけると、鬼の居ぬ間に洗濯するかのようにゲームをやり始めた。
このような感じでしょうか。
普段頭が上がらない、怖い存在がいなくなって、気が休まる様子が感じられるのではないかと思います。
鬼の居ぬ間に洗濯の類義語は?
さて、この「鬼の居ぬ間に洗濯」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 鬼の留守に豆拾い
- 鬼の留守に豆を炒る
ほとんど似たような言葉ですが、鬼の居ぬ間に洗濯の方が有名ですね。
あとがき
鬼の居ぬ間に洗濯とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして鬼の居ぬ間に洗濯を簡単にまとめますね。
意味上司や気を使う人、怖い存在がいない間にのんびり過ごすことのたとえ。
補足鬼の居ぬ間に洗濯の「洗濯」は「命の洗濯」を表している。
私たちが日常使う衣服の洗濯ではない。
怖い嫁が旅行でいないから、鬼の居ぬ間に洗濯でゆっくり寝れるよ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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