私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一刀両断(いっとうりょうだん)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
今年の運動会のリレーはみんな僕がいいって言ってるよ。
いや、それなら犬さんも速いって。
やっぱりボクだよね。
どうしよう、まとまらないなあ。
リレーのアンカーは俺!それ以外はゆるさねえ。
・・・。
・・・。
すごい、一刀両断だ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一刀両断」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一刀両断の意味や語源とは?
一刀両断とは、
- 物事を速やかに処理する。
- きっぱりと決断する
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると
一刀:刀を一振りにする
両断:真っ二つに断ち切る
これが合わさって、一太刀で物を真っ二つにする様子からきています。
それが物事の決断、処理などに用いられているわけですね。
一刀両断の使い方や例文は?
さて、この一刀両断という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一刀両断という言葉の使い方は、
- 物事をバッサリと決断するとき
- 「一刀両断のもとに」「一刀両断した」といった使い方が多い。
- 反論を許さないような勢いがある。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一刀両断を使った例文は
- 反論しか言わない政治家に対し、意見があるなら代替え案を提示するよう一刀両断した。
- まるで一刀両断するかのように、彼の意見は遮断された。
- まさに一刀両断のもとに社長の一言で会社の倒産が決定した。
このような感じでしょうか。
他の意見は意に介さず、自らの意思をきっぱりと突きつけるような、物事をバシッと決める様子が浮かぶのではないでしょうか。
一刀両断の類義語は?
さて、この「一刀両断」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 問答無用(もんどうむよう)
- 快刀乱麻(かいとうらんま)
完全に同じではないですが、似たようなシーンで使われることがあると思います。
あとがき
一刀両断とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一刀両断を簡単にまとめますね。
意味物事を速やかに処理する。
きっぱりと決断する
問答無用(もんどうむよう)
快刀乱麻(かいとうらんま)
反論しか言わない政治家に対し、意見があるなら代替え案を提示するよう一刀両断した。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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