私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一子相伝(いっしそうでん)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
この技は一子相伝で、お父さんから教えてもらったものなんだ。
へぇ~。ところでそれはいつ使うの?
それは秘密だよ。一子相伝の技だからね。
ところでその技はもうマスターしたの。
もちろんだよ。そうじゃないと次の世代に伝えられないからね。
その変な動き、もうやめたら・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一子相伝」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一子相伝の漢字や意味とは?
一子相伝とは、
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると、
一子:子供一人
相伝:代々伝える
このようになるので、言葉の意味も分かりやすくなりますね。
一子相伝の語源・由来
昔は武芸の技や物の製法など、奥義・秘技とされるものを自分の跡継ぎの子供だけに教え、他には漏らさないことで、その家の伝統や利益を守ってきたとされています。
一子相伝の使い方や例文は?
さて、この一子相伝という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一子相伝という言葉の使い方は、
- 代々その家だけに受け継ぐ
- 他に漏らさず自分の家の伝統の技を守っている
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一子相伝を使った例文は
- 一子相伝の伝統技法だが、今の時代の流れか子供も後を継がず歴史が終わろうとしている。
- 一子相伝の考えをあらためて、伝統の技を後世に残す方法を真剣に考えないといけない。
- 一子相伝と言われるだけあって、他にはない匠の技が光っている。
このような感じでしょうか。
特に伝統芸能や老舗の食品などに、一子相伝のような技が受け継がれていますね。
ニュースなどでもちょくちょく話題として上りますが、いまはそういった一子相伝の技も跡継ぎ問題で悩まされているところが多いようです。
だから、外国人などにも広く技を伝えたりして、昔からの伝統技法を守ろうといった動きも見られますね。
一子相伝の類義語は?
さて、この「一子相伝」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
門外不出
ちょっと意味が違うかもしれませんが、全体的な意味としては似ているものがあります。
といった意味があり、代々伝わるものを守ろうというところでは似ていますね。
あとがき
一子相伝とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一子相伝を簡単にまとめますね。
意味伝統的な技や芸などを、跡継ぎの子供一人だけに教え、他には伝えないこと
補足一子相伝の語源は、昔は武芸の技や物の製法など、奥義・秘技とされるものを自分の跡継ぎの子供だけに教え、他には漏らさないことで、その家の伝統や利益を守ってきたとされています。
使い方・例文一子相伝の伝統技法だが、今の時代の流れか子供も後を継がず歴史が終わろうとしている。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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