私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
快刀乱麻(かいとうらんま)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
やばいよ、ネコさんとケンカしちゃったよ。しかも、その友達にまで広がっちゃって・・・。
うーん、何かややこしいことになってるね。
どうしたらいいんだよ、ひよこさん。助けてよ~。
難しいなあ、ネコさんの友達って結束力強いし、何を言っても聞かない派だからねえ。
オレに任せとけ!
・・・。
終わったぜ。もう問題ない。
・・・、すごい、快刀乱麻のごとく解決した、どうやったんだ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「快刀乱麻」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
快刀乱麻の意味とは?
快刀乱麻とは、
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて考えると、
快刀:とてもよく切れる刀
乱麻:もつれた麻・糸
つまり、もつれた麻をとてもよく切れる刀で断ち切る。
これが、
もつれた麻=こじれた問題
とてもよく切れる刀=鮮やかに処理する。
このように比喩的な表現をして、このような意味になったわけですね。
「怪盗乱麻」ではありません。
快刀乱麻の語源
もともとは、
快刀乱麻を断つ
という言葉を略したものであり、中国の北斉王朝の高歓が、子供の性格を見るテストをしたときに、もつれた糸をほどかせることをさせました。
すると次男の高洋が、刀を使って糸を断ち切り
「乱は斬るべし」
と言って解決したことから生まれた言葉となっています。
快刀乱麻の使い方や例文は?
さて、この快刀乱麻という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
快刀乱麻という言葉の使い方は、
- ややこしい問題をサッと解決させるとき
- 「快刀乱麻を断つ」といった使われ方もする。
- 単に「鮮やか」という意味では使わない。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
快刀乱麻を使った例文は
- 探偵ナイトスクープの探偵は、入り組んだ現代社会にメスを入れ、快刀乱麻を断つように依頼を解決する。
- 長年社内の派閥問題を、新しい社長は快刀乱麻のごとく処理した。
- 彼は快刀乱麻を断つがごとく、友達の夫婦喧嘩を仲裁した。
このような感じでしょうか。
鮮やかに問題を解決する様子がうかがえますね。
快刀乱麻の類義語は?
さて、この「快刀乱麻」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
一刀両断
一剣両断
完全に同じ意味ではないですが、似たようなシーンで使われることがあると思います。
あとがき
快刀乱麻とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして快刀乱麻を簡単にまとめますね。
意味こじれた問題などを鮮やかに処理すること
類義語一刀両断
一剣両断
探偵ナイトスクープの探偵は、入り組んだ現代社会にメスを入れ、快刀乱麻を断つように依頼を解決する。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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