私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
ぶっきらぼう
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさん、昨日のテレビ見た?面白かったね~。
あぁ。
特にドッキリで、大ゲンカしてたときは大笑いしたよ。
そうだね。
なんだい?ぶっきらぼうな返事だな。何かあるなら言ってくれよ
あのドッキリに引っかかったの、僕のお父さん・・・。
・・・!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「ぶっきらぼう」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
ぶっきらぼうの意味とは?
ぶっきらぼうとは、
このような意味があります。
ぶっきらぼうとは
打ち切り棒
というものが語源となっていると考えられていますが、実は2つの語源が有力です。
ぶっきらぼうの語源
1つは「打ち切り棒」というものから来ていると言われてます。
これは、カンナできれいにして、良い状態に仕上げた角材ではなく、切ったままで何の加工もされていない角材のことです。
それが打ち切り棒で、「打ち」には「打ち消し」などと同じようにその下に続く言葉を強める力があります。
そんな「打ち切る」という言葉は、少し乱暴な言い方にすると、
「ぶちきる」「ぶっきる」
などのような表現がされます。
だから、この打ち切り棒はまだ加工もしていないような大切でない棒なので、
「ぶっきり棒」
などと呼ばれ、これが次第に「ぶっきらぼう」になったと言われています。
これと似たような表現に
- ぶっ倒す
- ぶっちぎる
- ぶっ飛ばす
- ぶち破る
- ぶち壊す
など、いろいろありますね。
もう一つの語源には、水飴を煮詰めて回転させ、引き伸ばした棒状の飴を「打ち切り棒」と言いました。
その飴が切られた様子や、切られても形や味が変わらないことから、
素っ気ない、味気ない
といったような意味となり、「ぶっきらぼう」と転じたときの意味に当てはまったと言われています。
ぶっきらぼうの使い方や例文は?
さて、このぶっきらぼうという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
ぶっきらぼうという言葉の使い方は、
- 「ぶっきらぼうな様子」「ぶっきらぼうな人」といった使い方をよくする。
- あまり褒め言葉にはならない。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
ぶっきらぼうを使った例文は
- あのタレントはインタビューで何を聞かれても、ぶっきらぼうな返事しか返さない。
- ぶっきらぼうな人はあまり人に好かれないと思ったが、イケメンは例外らしい。
- 機嫌が悪いのか、彼はぶっきらぼうな態度をとっていたら、案の定先生に怒られていた。
このような感じでしょうか。
ぶっきらぼうな態度はあまり印象が良くないので、人との接し方では気を付けたいですね。
ぶっきらぼうの類義語は?
さて、この「ぶっきらぼう」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
無愛想
けんもほろろ
つっけんどん
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
ぶっきらぼうとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとしてぶっきらぼうを簡単にまとめますね。
意味話し方や態度に愛想がない様子
類義語無愛想
けんもほろろ
つっけんどん
あのタレントはインタビューで何を聞かれても、ぶっきらぼうな返事しか返さない。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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